2006/4/25
商品となる品物を製作するには、設計、デザインという前段階が必要です。僕らのような、個人でモノ作りをする場合は、この「商品開発」という工程ほど楽しく、かつ辛いものは無いと思いますね。あくまで僕の主観ですが…。
デザインする人、作るだけの人と違って、デザインする段階から「ここをこういう工程で加工すれば高精度で綺麗な仕上がりができるぞ」とか、「こういう形にしてしまうと、作業的に手間が多くなるな…」とか。デザインから製作まで一貫して行う僕たち個人工房の人間にとって、デザインと工程というのはいつも切っても切り離せない関係を持っています。
あまりにデザイン性を追及するあまり、恐ろしく手間のかかるモノになってしまったり、逆に手間を惜しむあまりに妥協だらけのデザインになってしまったり。この辺のバランスをどう取って行くのかが重要な事になってきます。
僕としては、感情では「まずは自由に楽しいカタチを考えよう!」と思うのですが、どうしても頭は「そんなデザインして。どうやって工程組むの?」と知らず知らずデザインの自主規制を始めてしまいます。
デザイン、設計を済ませ、いざ試作をしてみると加工でも想定外の壁にぶつかって、またデザイン、工程の組み立てから考え直し。こんな事もしょっちゅうです。
しかし、思った物がカタチになったり、思っていなかったようなカタチになったり(これはダメですが)モノ作りの魅力はここに極まると思います。
今日も失敗したり、凹んだり、テンション上がったり。そんな試作試作の試行錯誤で過ぎました。
ホントに良い「デザイン」とは意匠と工程のバランスが取れたものを言うのでしょう。
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