2007/3/22
僕の工房では、大きな昇降盤(丸ノコ盤=テーブルソー)はありません。ベンチトップソーと呼ばれる小型の物を使っています。工房の大きさ、他機械との設備投資の兼ね合い上、現在の所はこれでやりくりしています。
これまで(木工を勉強していた頃)使っていた三相動力の昇降盤や横切り盤(どちらもテーブルソーの種類)とは、加工精度の面でも作業性の面でも隔世の感がある機械です。当初は思い通りの加工精度がなかなか得られずに調整に苦労しました。
現在では機械のクセによって誰が使っても同じ精度とはいきませんが、どうにか期待する必要限度に足りる加工能力にまで持っていくことができています。
ただ、どうしても精度が得にくい作業の場合は、木工を勉強していた頃に教わった方法(テーブルソーを使った方法)とは異なりますが、他の機械を使い、新しい加工法を用いて作業をすることも今では多々有ります。
特に現在のところ僕の工房で汎用性の高い機械として活用しているのが「ハンディールーター」という機械です。以前、当ブログでも何度か紹介した機械ですね。
昔はハンディールーターと言えば丸面ビットを使った面取りや板に溝を掘るごくごく1部の作業でしか使って来ませんでした。
しかし、現在のところ僕の工房での家具作りでの「ほぞ加工」や「溝掘り(溝突き)加工」でほとんどの加工をハンディールーターを使ってしています。加工精度も工夫する事によって旧来の作業と同等のレベルでできるようになってきました。
自分自身で工房を持ち、自前の環境で作業をするようになって、昔とまったく同じやり方での木工はできない事に気がつきました。そして、昔は使わなかった機械や道具。加工方法について勉強するようになりました。
それまでは実際にやった事は無く、そのような手法がある〜程度の知識として知っているというやり方、木工技術もいろいろ試すようにもなりました。
現在もこの試みは続いています。日々試行錯誤をしつつ、当工房独自の製作スタイルを作りました。といいますか、現在も試みは続いています。いまやっと、小型ながら家具製作もできる工房仕様を作りつつあります。
そして、新しい技術や加工方法に取り組む事によってそれまでとは違った木のモノ作りをすること。新しいデザインの木のモノ作りに取り組む事ができるようになります。
無い無いづくしの中で…できる事。できるようになった事。
これらをもっと作品を通して語れるようにならないといけませんね(苦笑)
本サイトの更新、新作アップを最近滞っています…これはいけませんね…
ベビーチェア作りもそうですが、これを皮切りに作品作りもいろいろ進めたいと思います。
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