2007/5/4
当工房オリジナルのスツールを作ろう〜と思い立ったのは先日の事。しかし、スツールという物、まさにデザイナーズ家具から木工作家の家具、メーカー品や量産品…まさに群雄割拠の市場です。
スツールは主に作業用のちょい腰掛用椅子としての使用や、お客さんが見えたときにイスが足らない!そこでスツール!のようなイスです。ポジションとしてはサブ的な家具としての扱いが多いのではないでしょうか。ふーム…スツールねえ…
…そういえば!昔作ったわ!スツール!!
木工を勉強し始めて最初に(オリジナルで)作ったのが、工房で使うことを考えた作業用のスツールでした。これは今も当工房で使っています。
当時考えたのは、移動(持ち運び)が楽なように軽くって…軽くって…
…軽くする、軽く見せる〜って事だけでこんなデザインにしたような気がする…当時はそれくらいしか考えんかったです。しかも材料は手元に「ナラ」しか適当な物が無かったから、結局素材自体が重くって頑丈になったんでした…(頑丈になったという点においては良かったです)
フム。このイス(昔作ったスツール)。よく考えると工房で6年間(そのうち3年は家で使っていたけど)、よくまあがたつくこと無く元気にしっかり役に立ってらっしゃいますなあ。ウム。まず実用品としては合格ラインでしょう(頑丈という点で)。
軽く見せる為に、それなりに部材数を削ったりして、必要最低限パーツで作ってみたんですけど、どうしてどうして、結構丈夫じゃないですか(材料に負うところが大きいですが)。
ただ、これ、座っていて快適か?というとそうでもないんですよね。デザインはストレートラインが基調になっていますし、棒の上に座るようなデザインなんでしばらく座っていると縦棒状にお尻に圧迫感があります。
ですが、この棒状座面のおかげで軽く、見た目にも軽快感が出る〜という当初のデザインコンセプト自体は良いでしょう(良いということにします!)。強度的にもガタも無く、これからも元気に作業イスとして使っていけそうですし、基本設計はこのまま使いましょう。
これを再度、図面をひき直して、もう少し、家庭使用にあった、快適性の良いスツールに作り直してみる事にしました。当工房作業用スツールのリ・デザインですね。
手前の日に焼けきった歴戦のつわもののような顔をした真四角のスツールが当工房の作業用スツールです。細部のディティールにこじゃれた処理をしていますが、洗練されたデザインとは程遠く…なかなか骨太に作られております(モノ作り初めのころのデザインということで、寛大な目で見て下さい(笑))
で、後ろに見えるのが、ディティール検討用に作った試作品。座面は横に広げて、3次元の曲面でお尻をサポートするようにしたのが今回の特徴。ただ、試作品にパインを使ったら、若干剛性不足している感が…広葉樹にすれば解決するかな?
とりあえず、これも使いながら仕様の検討をしていく予定です。以上、当工房のスツール作りでした。
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