2006/4/28
先日の「機械メーカーのモノ作り」シリーズ2回目です。
けっこう、思いつくままだらだらと話してしまいますが、一消費者の感じる雑感として眺めていただけたらと思います(最終的にどうまとまるやら自分にもよくわかりませぬ (*_*)。)
日本の木工機械(主に産業用のプロユースの機械)は、購入後、ユーザー側で調整なり、部品や定規などの補助具を用意しないとその機械を使う事ができない。という話しをしました。
テーブルソーやバンドソーの刃口の部分などは自作がほぼ前提となっています。また、付属の平行定規なども、ユーザーで板をくっつけて、定規面の長さや高さ、平面の調節をしないと、使い物にならないようなモノしか付属していません。しかし、一方、国産機械というのは、機械の機能や精度において、非常に高い評価をされており、事実、プロの木工家、機械屋さんは、「木工機械は国産に勝るもの無し」という考えが広くいきわたっています。
上で例に挙げたような、刃口のノコのカバー板や定規などを自作するような機械の販売方は、一見、いい加減なモノ売りだと思われるかもしれませんが、実際ユーザー側にとっても悪い事ではないのです。機械が使われる現場では、同じ機械(例えばテーブルソー)を使ったとしても、ある工場では、大物の切り込み加工を主な用途にし、一方他の工場では小物の切断作業を主な用途にしているかもしれません。このような、汎用性のある機械に関して言いますと、メーカー側が市場調査を行い、その用途にあわせた定規や治具を作ったとしても、それを受け入れるユーザー側の方がよほど自分達の用途にあった定規、治具をわかっています。しかも、彼らは大抵、それらの道具を自作する事ができます。こうなってくると、メーカー側としても、細部にまで多品目の汎用部品を開発することは非効率です。しかも、メーカー側がこのような汎用部品を作る必要も業界内にたいして無いのです。
元来、職人というのは、自分の用途、仕事にあった道具を「自作」するところから、仕事を進めてきました。そう考えると、このような業界の機械作りも納得できるものがあります。
しかし、このような機械の販売方法ですと、初めて機械を揃える人間。新しく木工を始めようという人。そして、趣味が高じて、モノ作りをもっと高いレベルの機械を用いて木工をしたいと考えるアマチュアには、機械入手の門扉を閉ざす事になってしまいました。中途半端な知識や準備では、機械を手に入れても使用できない。もしくは購入の話をしてもメーカーに相手もしてもらえないというのが現実として今もあります(僕も機械を揃えるにあたってメーカーに問い合わせた所、門前払いを食らった事があります)。
特にアマチュア木工家の方の話しなどを聞きますと、国産の機械の良さは理解できるものの、入手、利用の面での障壁が高すぎる為に、手を出す事ができない〜というのが現実のようです。もちろん国産機械の値段の高さも、その1因ではあるのですがね。一般の人でも入手できるような機械はあまりに作りがチープで、実際、使い勝手も悪く、種類も少ないというのが現実です(機械の種類によりますが)。メーカー側もこの一般ユーザー向けの機械作りというのはあまり力を入れている感じがしません。
そこで出てくるのが、輸入機械。海外メーカーの木工機械の検討になってくるわけです。が、この話しはまた次の機会にしたいと思います。
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