2007/12/12
今日は真面目に木工加工のお話です。
といっても、そんな難しいコトはしない(できない?)当工房ですから、
簡単な丸棒加工のお話です。
木のおもちゃとかで車輪なんかを丸棒から切り出す〜なんてコトをする時のヒントにして下さい。
僕の工房で作っている木のおもちゃは、端が丸く削り出されたカタチがよくあります。
こういう回転体の形は「旋盤(木工ろくろ)」なんかを使う加工方法が一般的なんですけど、僕の所に旋盤はありません。
また、例え旋盤があったとしても、いちいちセットして〜削って〜というのは手間が多いです。
僕の工房では、ボーズ面(ラウンドオーバー)ビットを付けたルーターでぎゃん!っと一発で取っちゃいます。
(撮影の為にビットの周りはオープンになっていますが、実際にはガードを付けます)
丸棒をビットに向かって真っ直ぐ突っ込みつつ同時に丸棒をグルっと回転させます。
すると、丸棒の端は丸く面取りがされるわけです。
大きなRに成形する時は1度に多く切削せず、丸棒を2回転くらいさせて徐々に削り込むようにします。
次は長さ決めです。
丸棒は普通にトンボ定規(マイターゲージ)で切ると、ノコ刃の回転力によってキックバックを起こしやすいです。
コレは、四角い形の板材に比べ、断面形状が円の丸棒はノコ刃の抵抗を受けた時に、回転方向に動きやすいからです。
この傾向は丸棒の直径が大きいほど強く現れます。
又、丸棒は切断後に切片が転がって刃に巻き込まれやすいです。
ですから、上の写真では切断後にノコ刃方向に切片が転がらないよう工夫しています。
丸棒の下には板が敷かれ、切片は下に落下するようなセッティングがされています。
ノコ刃の逆側(切片が落ちる側)には、斜めに傾斜を付けた板が張られているので切断後の丸棒の切片はノコ刃の逆方向に転がり落ちます(写真上)
大した内容はありませんが、ちょっと丸棒加工について書いてみました。
丸棒の端をRに加工するのは、別に切り落とした後でもできるのですが小さなパーツは手でしっかり固定するのが難しく、機械加工は危険な場合も多いです。
そんなわけで、切削抵抗が大きい作業は部材が長い時にやって、後から長さ決めをする〜というような流れが良いように思います。
数が少ないと、ついつい横着しがちですが、思いがけないキックバックは小物を扱っている時ほどよく起こるものですので…(経験者は語る)
皆様もお気をつけ下さい〜
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