2006/5/10
今日もモノ作り、治具作り、試作試作…。小物をころころ試行錯誤しながら作ります。
僕の工房には、家具作りの材としては使えないものの、杢がおもしろい木っ端や、あまり使わない樹種の端材をサンプルとして取っておいたものがごろごろしています。
製材所で板に挽かれた材料。これを家具に加工するまでには、「荒木取り」「本木取り」「仕口加工」「成形加工」と順を追ってどんどん仕上がりの寸法、形状に近いサイズに削られていきます。
では、「仕上がり寸法」の材積は「荒木取り」の段階の材積に比べてどれくらい小さくなるでしょう?仕上がりの材積は良くて荒木取りの70%。加工の勝手で場合によっては50%以下になる事も珍しくありません。
つまり、1本の木で家具作りをすると、まあ半分はゴミとなってしまう計算になります。
木取りをする段階で削られ、捨てられる部分というのは板の反りを削り落とす為や、ワレ、節を避けるため。または、杢の入り方が不規則で家具材として使えなかったり、材の変色があって、木取りで避けられるなど様々なケースがあります。
僕が端材としてため込んでいる木っ端たちはこんな所から拾ってきた物なのですが、見方を変えると、これらってフォーマルな木の家具には見られない面白さがあるんですよね。
例えばこれ、塗装サンプルですが
(多分)アサダの色の変わり目の部分です。これは通常の白太ではなくて、自然にできた変色の跡です。木目とは違う形で色が入っているんですよ。
家具にする場合、この変色は「欠点」であって削除の対象になります。しかし、この色の移ろいも、僕は木の魅力だと思うのです。
見方を変え、ふつうと違った価値観で木の「面白さ」や「美しさ」が見られるのが端材木工の面白さだと思います。今僕はこんな端材をいかに綺麗に、面白く見せる事ができるか?そんなテーマでモノ作りに取り組んでいるところです♪
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