A ヒステリー
不快な感情体験を経験したときに引き続いて起こることが多い。小児から若年性人にかけて多いが、中年以降にも見られます。昔から子宮の病気と言われ、女性特有の病気に見られてきましたが、男性にも時として見られます。未熟な性格、依存性の高いヒステリー性格の人がなりやすい病気です。症状は多種多彩です。精神分析的には、無意識的な自我の防衛機制として、抑圧のみで無く転換、解離と言う病的な形で防衛機能が働いていると理解されております。強い恐怖に直面したとき、叫ぼうと思っても声が出なかったり(失声)、逃げようにも足が立たず(失立・失歩)と言う場合もあります。
B 神経衰弱
慢性的な精神的緊張が続き、神経が疲弊したときに起こります。作業能力の低下、精神的疲労などの亢進、注意散乱、思考散漫、物忘れ、いらつき、決断力低下、集中力低下、全身の疲労感、脱力、不眠、頭重感、頭痛、幻暈、耳鳴り、しびれ、発汗、振戦、消化不良、性欲減退などの自覚症状があります。
C 不安神経症
不安とは漠然とした対象の無い恐怖感で、不安が前景に出る神経症を言います。不安は、不安発作の形、あるいは持続的不安の形を取り、強い不安発作では恐慌状態となります。D D 強迫神経症
強迫観念(意思に反して強迫的に意識に出現する観念で、自分では考えまいとしても、繰り返しその考えが浮かんできて、打ち消すことが出来ずに、打ち消そうと努力すればするほど余計に不安、苦痛を覚える)を主として、強迫行為をしばしば伴うものを言います。
強迫行為は強迫観念に伴う不安を取り除くために自分では馬鹿らしい、何にもならないと解っていながらも行わずに入られない状態を言います。不潔恐怖症の人が、一日中何回でも手を洗わずにいられないなどです。不潔ではない、ちょっと洗っても何にもならないと解りながらも洗わないときがすまないわけです。
強迫観念と強迫行為とによって日常生活が制限され妨げられるようになります。
E 心気症
自分の健康について必要い上にとらわれから、生理的現症や細微な異常に気がついて、自分は病気ではないかと思い煩う状態を言います。全身疲労感、不眠、頭痛、健忘など症状は多種多様です。しかし自覚症状はほとんどすべてと言って良いくらい、主観的、気分的なもので、不眠の訴えがあっても不眠による障害は認められません。そのため患者は正常と診断されると不満で、次々と医師を変えて診察を求めることが多く、医学書を読み漁り、売薬、通信販売などあれこれを試みる傾向が強く見られます。心気症状も心気症意外にも、精神分裂病、うつ病の一部として認められることもあります。
F 離人神経症
離人症状と言うのは自我感情の消失を言いますが、自分自身が存在しないような感じがする(存在感の消失、自己消失感)とか、以前の自分で無いような気がする(同一感の消失、自己変化感)、自分の肉体ではないような気がする、自分の手足ではないようだと言う感じ、自分が行動していると言う実感がしない(能動意識の消失)などと言う事を指します。生き生きとした実感が湧かず、現実感に乏しくなります。きれいな花を見ても実感が湧かずに、ただ眺めていると言う感じでいたり、自分が見ているものだという実感が感じられない状態です。
離人症を唯一の症状とする神経症を離人神経症と言いますが、離人症は精神分裂病、うつ病、他の神経症の部分症状としても現れます。