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2015/6/29

「オールラウンダー」と「スペシャリスト」  ビジネス

私は小学5年から高校2年まで、器械体操をやっていました。
今から30年くらい昔の話ですが、月面宙返り(後方2回宙返り1回ひねり)なんかもやっていました。
今は当時より20キロくらい体重が増え、体も硬くなり、なにより腰痛や肩こりもひどくて、け上がりやバク転さえ出来ません。
日々のトレーニングを続けていればと、今さらながら後悔しています。

そんな器械体操ですが、選手は「オールラウンダー」と「スペシャリスト」の2つに大別出来ます。
内村航平選手のように、オリンピックや世界選手権で個人総合の金メダルを獲得するためには、全ての種目で15点以上の演技が出来る「オールラウンダー」でなければなりません。
一方の「スペシャリスト」は、個人総合ではメダル圏外なのに一部の種目に関しては驚異的な演技で高得点を獲得出来る選手の事です。
今年のNHK杯を例にしますと、「床」で内村選手は15.60の高得点をマークしていますが2位でした。
優勝したのは「4回ひねり」で有名な白井健三選手で、16.15という驚くべき高得点の演技を披露したのです。
白井選手は個人総合では上位30位迄の中にも入っていないのですが、「床」に関しては2013年の世界選手権でも史上最年少金メダリストとなりギネス世界記録にも登録されました。
彼は誰もが認める「床のスペシャリスト」です。

さて、長々と体操を例にしてきましたが、これは別に体操に限った事ではなく、他のスポーツはもちろん、あらゆる仕事、学問、趣味など、人間生活の全てにおいて「オールラウンダー」と「スペシャリスト」という区分は存在すると思います。

私の仕事である金型製作を見てみましょう。
「営業」により仕事を受注し、「設計」によって図面や加工プログラムを作り、マシニングセンタ、旋盤、フライス、放電、研磨、ボール盤などの「現場作業」により製品を加工して、金型は完成するわけです。
「現場作業」だけを見ても、あらゆる機械を操作できる「オールラウンダー」もいれば、「研磨」の技術に関しては素晴らしい精度を出す「スペシャリスト」もいるわけです。

「オールラウンダー」と「スペシャリスト」の定義も人によって様々でしょうが、私は次のように考えています。

「オールラウンダー」・・・あらゆる作業に関して、80点以上の仕事が出来る者。
「スペシャリスト」・・・ひとつの作業に関して、120点以上の仕事が出来る者。

あらゆる機械の操作が出来ても60点くらいの中途半端な仕事しか出来ない者は、「オールラウンダー」とは言えません。
旋盤専門でやっている作業者がいくら80点の仕事したって、誰も「スペシャリスト」とは認めてくれないでしょう。

自分がいったいどちらのタイプなのか、そして何点くらいの仕事が出来るのか考えてみて下さい。
おそらく、ほとんどの人が自分はまだ「オールラウンダー」でも「スペシャリスト」でもないと自己採点すると思います。
重要なのは、自分がどちらのタイプを目指すのかを、明確に意識する事です。
そして「オールラウンダー」又は「スペシャリスト」になるためにはどうするべきか考えるのです。

特に難しい事をする必要はありませんが、どうして良いのかわからないならば、まず「どうすれば早く加工出来るか?」を考えましょう。
今までの加工方法や段取りを見直し、無駄な工程を除去してみましょう。

時間はありません。意識を変え、今すぐ行動しましょう。
今まとで同じやり方の繰り返しでは、永久に「オールラウンダー」にも「スペシャリスト」なれませんよ。


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