試合前にポジションを決めたり,試合の狙いを整理したりと,限られた短時間でコーチ陣が集まって,「さて,どうしましょうか」とミニ・コーチ会議を行います。
まずは,この試合がどういった性格のものかを考えます。フレンドリーなのか,リーグ戦なのか,トーナメント戦なのか,メダルがかかっているか,などなど。
基本的には勝敗にはこだわらず,練習で取組んでいる事の成果が見れるように考えるわけですが,試合によっては,ここはあえて勝敗にこだわってみようということもありますので,その時は作戦会議的な意味合いの濃いミーティングになります。
次に狙いの確認です。
今,こんなところに気をつけて練習をやって指導しているから,試合前にもう一度そのことを確認しようなどなど。あるいは,最近◯◯君が非常にボールコントロールがよくなってきたから,ボールに絡めるところでチャレンジさせてみよう,△△君はGKが続いたから今日はフィールドでボールを追い掛け回してもらおう,□□君にはゲームコントロールを覚えてほしいので,しばらく最後尾DFで余裕を持ったプレーをしてもらおう,などなど・・チーム全体の狙いと,それに沿った形で個別の課題をコーチ陣の中で復習し、意思統一します。
最後にポジション決めです。
小学生ですので,基本的には「GKとフィールド」だけ決めればいいような気もするのですが,まあ、役割分担といいますか,ポジションごとの特徴を体で感じて頭で考えながらプレーしてほしいので、ポジションを一応決めます。
小学生4年生ともなるとJリーグや日本代表戦,あるいはTVゲーム(ウィニングイレブンなど)で,各自憧れるポジションがあるようですし,ポジションを発表するときには子供たちが一喜一憂する顔が面白いです。コーチミーティングでポジションを決めるときには,全体の狙いと個々の狙いを共に発揮できるように配慮するのは当然ですが,サッカーは相手があるゲームですから,相手チームの特徴にも配慮します。たとえば,飛びぬけて一人上手な子がいるチームを相手にする時,積極的にチャレンジして追い掛け回す子を中盤に配置して,マイボールにするチャンスが増えるように工夫します。カウンター攻撃が特徴のチームを相手にするときには,落ち着いてプレーをしてほしい子をDFに配置します。出来る出来ないは別です。まあ,とにかくいろんなこと,いろんな可能性を話します。
試合前のミーティングの成果が現れた日とそうでない日,予期もしないことが起きた日などなどありますが,これらもまた,次の試合や練習の糧となります。

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