
香港版ビデオ。
香港では『霧都情仇』のタイトルで1992年11月5日に公開。監督は香港の鮑徳熹。日本でも80年代後半に人気を博していた香港のアイドル、
グロリア・イップ (葉蘊儀)だが、90年代に入りアイドルのイメージを脱出しつつあるものの、いまひとつ
大人の女優になりきれていない中途半端な時期に主演した作品。『ミスティー』と題された日本版ビデオは英語吹き替えでグロリアの声は
ちょっと間抜けな感じ(笑)。韓国と香港の合作でオール・イギリス・ロケ。韓国からは
カン・ソッキョン(姜碩鉉)とチョン・チョリャ(鄭哲也)の2人の俳優が出演。主役だが大して印象に残らない気の弱そうな大学生を演じるカン・ソッキョンは実はこの映画の韓国側プロデューサーである
シン・ソンイルの息子である。前半はグロリアと韓国人2人の三角関係のヌルいラブストーリーがダラダラと続くが、韓国人2人が喧嘩を理由に学校を退学になってから
ノワール・アクションへと変貌。2人に仕事を世話したヤクザの梁家輝(グロリアの父親・李子雄の舎弟役。)が登場してからは血生臭い雰囲気が漂い始め、ボスの情婦を演じるキャリーン姐さんこと呉家麗とは
所かまわずのセックス描写が炸裂(!)。カン・ソッキョンはヤクザの抗争に巻きこまれて不幸な人生で終わってしまうが、ラブストーリーとノワール・アクション、どっちつかずの
中途半端な出来はあまり感情移入できない。はっきり言って最初から梁家輝メインで派手なノワール・アクションとして製作した方が良かったかも。

ムン・グニョンとキャラがカブリそうなグロリア。

左がソッキョン、右がテッちゃん(チョリャ)。

クールな梁家輝。

キャリーン姐さんとの情事に耽る梁家輝だが…。

やっぱり悪党はアンタか!期待を裏切らない李子雄(右)!