■題名:Hadewijch/ハデウィジヒ
■監督:ブルーノ・デュモン
■キャスト:
ジュリー・ソコロウフスキー、カール・サラフィディス、ヤシーヌ・サリム
■HP:
http://www.hadewijch-lefilm.com
■IMDb:
http://www.imdb.com/title/tt1257562/
■粗筋:
修練女ハデウィジヒの盲目的で恍惚的な信仰心にショックを受けた修道院長は彼女を破門にする。セリーヌと変名したハデウィジヒはパリに住み、外交官の娘だ。神への恋愛にも似た情熱とヤシーヌとナシールとの出会いが、神への愛と狂気の狭間で彼女を危険な道へと導いて行く。
■私見:ブルーノ・デュモンは哲学の先生だったとかで、なかなか風変わりな作品を撮っているフランスの監督だ。『ジーザスの日々』『ユマニテ』『フランドル』と日本でも公開されて来ているので、この新作も是非見たい。今回のテーマは「宗教」と言う事で、イスラム原理主義者に痛く共感したキリスト教信者の娘が・・・という危険な香りがプンプンするシノプシス。アメリカにテロ攻撃するから・・・という目的で人員を募れば、イデオロギーのためなら死んでもOKという若者など中東にはゴロゴロといるのだろうか?資本主義を謳歌している大半の日本人には理解しがたい民族紛争や宗教戦争を背景に映画撮ろうとするのは、フランスならブルーノ・デュモンくらいだろう。もちろんビール飲みながら、楽しんで見るエンタメ映画も好きだが、これはWTCへ飛行機を突っ込ませた自爆テロリストたちが何を思っていたのか?を考えて見るきっかけになる作品かも知れないし、こうした映画も必要である。人はなぜテロリストになるのか?あるいは人はなぜ信仰するのか?という質問を投げかける映画はそうそうなく、是非見たいと思います。そう、ネタばれさせてしまうとこれはある女性クリスチャンが、女テロリストになる過程を描く映画なのです。ポスターワークも秀逸。フランス公開:11月25日
□関連サイト
http://www.sansebastianfestival.com/eu/tv_id.php?gal=15&id=1228
□fansite
http://www.tadrart.com
□日本配給度:ブルーノ・デュモンの監督の作品は、戦争映画だった前作『フランドル』も公開されている。この作品も是非配給して欲しい。
○余談 ブルーノ・デュモン監督の旧作はDVD化されているので、未見の方は是非見てください。フランス語の読める方はカイエ最新号の特集も必読!

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