11.適度にスポーツをする −いい汗、流しましょう−
「栄養」、「運動」、そして「休養」は健康な生活をおくるための条件といえます。疲労がたまれば、気分も憂うつになりがちです。さらに疲労が慢性化し、ストレスが続くと、体のいろいろな生理機能が低下して、病気にかかりやすくなります。がんになる危険も高いわけです。
発がん物質を与えた動物にフラッシュをたいたり、高温にしたりしてストレスを加えると、発がん物質だけを与えた場合よりもがんの発生率が高くなったという実験結果がでています。また、疲労によって生じたある化学物質が、ネズミの腫瘍の発育を促進したという報告もあり、疲労とストレスは大敵です。
最近、1日中いすに座って仕事をしている人々の間に大腸がんが多いという研究結果もだされています。気分転換のためにも、そして健康づくりのためにも、積極的に機会をつくって、適度なスポーツを楽しみたいものです。
12.体を清潔に
毎日、シャワーを浴びたり、入浴したりして体を清潔に保つことで、皮膚がんや陰茎がん、子宮頸がんなどがある程度予防できることをご存知ですか?
200年ほど前のイギリスでの話ですが、煙突掃除を職業としている人々の間に陰嚢の皮膚がんが発生し、問題になりました。その後、煙突のススの中に皮膚がんの原因となるものが見つかり、仕事をしたあとは体を洗うようになって、この皮膚がんはみられなくなりました。これは、体を清潔にすることでがんの発生が予防できたいい例です。
割礼の風習のあるユダヤ人や回教徒には陰茎がんが少なく、体を洗う設備の不十分な地域に子宮頸がんが多いことが知られています。
皮膚の汚れのたまりやすい部分を、いつも清潔に保つよう心がけましょう。

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