清峰(長崎県)が2008年・秋の九州王者!
秋季九州高校野球は昨日終了しました。優勝したのは鹿児島県代表の
神村学園を『4−0』で下した長崎県代表の
清峰。清峰は
3季ぶり3度目の九州王者となりました。
ボクは準決勝からの取材でしたが、来秋のドラフト候補と目されている清峰のエース
今村猛くんの投球はさすがでしたね。準決勝は“九州3本指”と言われている明豊
今宮健太くんを意識した力のこもった投球。おそらく絶好調とまではいかなかったと思うのですが、真っすぐのキレ、スライダーの稼動域、キレ、走者を背負った場面での強さは、2年生投手としては全国屈指。今夏の甲子園を経験したことで確信に近い“自信”も身につけたようです。6つの三振を奪われた明豊打線ですが、ハーフスイングの空振り三振が3つ。選手に聞いてみると
「どの球も思った以上に手元でグッと来ていた」
とのこと。なるほどねぇ……。

決勝戦では神村を相手に三者凡退がわずかに1度。5度も先頭打者を出すという苦しい展開にも見えるのですが、本人的には
「走者を背負う方がクイックなどフォームで相手を崩すことができるので楽しい」
のだそうです。7奪三振のうち6つは走者を置いてのもの。カットボールの織り交ぜ方も絶妙で、むしろピンチを楽しんでいる様子。縦に大きく変化するスライダーはワンバウンドになるケースも目立ちましたが、
ピンチでも遠慮なく投げ込んでくるあたりは、バッテリーの信頼関係の強さが表れているといえるでしょう。
個人的には大分県代表の明豊に優勝して秋の神宮に駒を進めてもらいたかったのですが、今宮くんに力みがありましたかね。常にボールカウントが先行する苦しい内容。そりゃ“九州を代表する投手同士”と言われた今村くんとの投げ合いですからね。集中打を浴び降板し、三塁守備に回った直後にも失策を犯すなど、少々浮き足立っていたかな?
大悟法久志監督が
「甘いッ!」
と連発しとったよ。センバツまでにさらなる精進を積み、ひと皮もふた皮も剥けてほしい。九州を代表する投手から
“全国を代表する投手”へとステップアップしてほしい! その素質は充分に秘めているのですから。

しかし、今宮くんは
どんどん“投手らしく”なってきていますよね。以前は野手専念がいいのでは? と思っていましたが、今大会を通じてそのような印象を強くしましたロチオです。
優勝投手・今村くんが
「明豊の打線は凄い」
と語っていました。九州屈指の大砲・
河野凌太くんをはじめ、
松本拓真くん、
阿部弘樹くん、そして今大会で当たりに当たっていた1番・
平井徹くん(写真)らが居並ぶ強力打線は健在です。明豊は今大会の準決勝・清峰戦が、新チームになっての初黒星ですが、この敗戦を糧にセンバツの舞台で大暴れを期待したいですね。

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