この連載も今回が最終回。大トリを飾るのは、ドリカムでもなくサブちゃんの「まつり」でもなく、もちろんこの男です。
今宮健太(ソフトバンク1位)
内野手 右投右打 明豊
171センチの小さなスラッガー。高校通算62本塁打を記録。3年春のセンバツ後、菊池雄星のリベンジの為に徹底した内角球克服に取り組む。そこからのわずか3ヵ月間に31本塁打を量産している。投手としても今夏甲子園ではまさかの154キロを計時。打って良し、守って良し、走って良し、投げて良しの“野球の申し子”だ。
彼については、いったいこのブログでも何度紹介してきたか。
憧れの地元ソフトバンクから1位指名を受け、いよいよ大航海に乗り出す今宮選手。どんなプロ野球選手に成長していくのか、今から非常に楽しみです。
もともと
コメント力に定評のある彼は、ドラフト指名後の会見でも印象的なフレーズを連発しています。
「小さな巨人になる!」
「まずは守りの今宮と呼ばれたい」
「球団にはこんな小さな体で申し訳なく思う」
「いずれは右打者初の3000本安打を」
もちろん自信もあるのでしょう。しかし、プロ野球選手としての日常がスタートしたこの瞬間、プロ球界で生き抜くため、自らを律する高いハードルを設定したのだと思います。
このように言葉のひとつひとつが非常に鮮烈で、高校生の口から放たれたという興味もあり、そのすべてが記事となり、電波に乗って全国へと発せられました。もちろん、ボクも書きました。
夢が詰まっている。そう受け取る方も多くいたかもしれません。
しかし、この会見に出席して痛感したのは、夢ではなく、むしろ
“覚悟”でした。
彼に対する幾たびかの取材から、ちょっと気が付いたことがあります。今宮健太という人間は「夢を見る暇があったら、現実の世界でさらに大きく向上したい」という思考の持ち主だと思うんです。
甲子園のシビれるマウンドでも、不敵にはにかむ今宮選手でしたが、この会見中に笑顔は一切ありませんでした。決意と覚悟で締まりきった表情を、終始崩しませんでしたからね。
最後に写真のような笑顔に変わりましたが、それは「指名してくれるのか、本当に不安だった」という心境から開放された時に出たもの。ちょっとだけ引きつっていますよね。決して達成感から来ているものではないからです。
彼は知り抜いています。プロ野球でポジションを勝ち取る難しさを。そして、ホークスの内野陣が鉄のように分厚いことも。
すでにホークスのユニフォームを着て内野のポジション争いを展開している先輩選手の多くは、彼の加入で尻に火が付きました。彼らが一段と厳しい練習に取り組むようになったということも、おそらく今宮選手は知っているはずです。
来年の宮崎キャンプを、いったいどんな表情で過ごしているのか。ちょっと気になるので、今後も彼からマークは外しません。
さぁ、ヤフードームの二遊間はオマエの台頭を待っている。準備万端、
フリキレ、今宮健太!
<今宮健太選手に関するロチオ・ロチオーネ寄稿誌>
・週刊ベースボール 別冊春風号 第81回選抜高校野球大会完全ガイド センバツ2009
・輝け甲子園の星 2009夏季号
・アマチュア野球25 2009年ドラフト号
・高校野球小僧2009夏
・週刊ベースボール 11・16
・野球小僧 2009ドラフト総決算号
・輝け甲子園の星 2009冬季号
1日ワンクリックにご協力ください!
にほんブログ村

15