暑いながらも今日は風があります。琉球ガラスの風鈴が、なんともいえない涼やかな空気を運んでくれる9月3日の午前中であります。
明日から2日間は、インターハイ男子ソフトボールで優勝した徳島科学技術の取材で、翌月曜日は九州東海大(熊本)で大学野球およびドラフト関連の取材。これらの原稿をまとめながら、高校野球関連で佐賀北、清峰を取材。さらに下関の全日本総合女子ソフトボールと流れていく予定です。
その間隙を縫いつつ大学野球、高校野球の九州大会予選を行脚。おかげさまで、今月もなんとかバタバタさせていただくことになりそうです。
話は一転、パ・リーグの首位争いが白熱しています。
さらに面白いのが、首位打者を争う
田中賢介(日本ハム)、
中島裕之(西武)、
西岡剛(ロッテ)、
川崎宗則(ソフトバンク)の4選手による、リーグ最高内野手をめぐる争いです。とくに中島、西岡、川崎の3選手は世代の近い同じ遊撃手ということもあり白熱していますよね。この点については以前にも書いた記憶があるのですが、昨日までの成績をざっと並べてみます。
■田中
試合数122
打率・344 安打数168 得点85 本塁打5 打点45 三振54 四死球67 盗塁29 出塁率・421
得点圏打率・425 失策14
■中島
試合数111 打率・326 安打数139 得点65 本塁打16 打点77 三振83 四死球52 盗塁13 出塁率・391 得点圏打率・320 失策11
■西岡
試合数123 打率・332
安打数169 得点99 本塁打8 打点44 三振87 四死球72
盗塁16 出塁率・412 得点圏打率・310
失策17
■川崎
試合数126 打率・318 安打数167 得点68 本塁打4 打点48 三振76 四死球45 盗塁30 出塁率・372 得点圏打率・346 失策13
※赤字はリーグトップ
現在のリーグ首位打者は田中賢介選手で、西岡選手が3位、中島選手が4位。ちなみに首位の田中選手から7位の小谷野栄一選手(日本ハム)まで、
打率上位はすべて内野手で占められています。
得点圏打率もリーグトップの賢介選手は、現在西岡選手に1本差で2位の
最多安打も充分に狙える位置に付けています。同じく現在2位の最高出塁率ですが、こちらは昨日時点で出場94試合で62四死球のアレックス・カブレラ選手(オリックス)に分がありそうです。なんせ賢介選手に比べて100打数以上も少ないにもかかわらず62四死球ですから。それにしても盗塁は30をクリアするだろうし、今年の賢介選手はマルチに凄いですよね。東福岡高校出身、ぜひとも首位打者の座を守ってもらいたいと思います。
ここへきて西岡選手が連日の猛打賞と好調で、年間3安打以上の記録で球団新を塗り替え、昨日はあの張本勲さんに並ぶリーグ歴代3位の年間22度目を記録しました。残り21試合で31本の年間200安打は微妙なラインですが、イチロー選手の持つ
年間26度の猛打賞記録は射程内といっていいかもしれません。
何より彼が素晴らしい点が
得点力です。リーグ断トツの99得点。今日にも年間100得点をクリアしそうな勢いです。野球でいう得点とはホームインすること。イチロー選手が年間200安打と年間100得点にこだわるように、出塁し、進塁し、クリーンアップの一打で本塁生還を果たすことこそが、1番打者に与えられた最大の仕事です。その点ではもっとも機能している1番打者といっていいかもしれません。
彼ら20代の選手によるハイレベルなタイトル争いが、そのまま各チーム間のゲーム差に直結しているような気もします。残り試合がゼロになるまで彼らの“ナンバーワン争い”が続けば、同時にパ・リーグのペナントは盛り上がり続けるはずです。無責任な言い方になっちゃうけど、個人的にはその結末なんてどうでもいいんです。結末に至る過程を心底楽しみたいんです。優勝争いもタイトル争いも、それだけの混戦ですよ、今年は。
しかし、もし今年の秋、来年の春に国際試合で代表を招集することがあった場合、首脳陣はどのポジションに誰をあてがうことになるのでしょう? とにかく非常に厳しい代表選考を強いられるのは間違いなかったでしょうね。くわばらくわばら……
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