今年の年賀状も無事なんとか そこそこ納得できるものを送ることが出来てホッとしている。日本中で私だけかもしれないが、毎年200時間前後をかけて手書きしている。ここ10数年はそう。そろそろ限界を感じているが、年に一度の絵描きと詩作りなので、できるだけ続けていきたいとは思っているが、いつまで続くかは時間の問題。
そんな重労働で苦労の現場を 今回は少し紹介しようかと思う。と言うのも、今年からその制作過程をデジカメで記録してきたのだ。ヒマといえばヒマ。小まめと言えばそう。70数枚を書いたので、仮に1枚3分書いたとしても75枚で3時間半〜4時間。つまり ちょっとした色を出してもなんにしても1行程は1日がかりとなる。
まずは下書きを。宇宙を見る星の王子様をイメージしてみた。
足元の丘を黄緑に、空は黄色を塗る。足元はこの後ほっといて、まずは空から仕上げることにした。
2回目の上塗り 空にブルーを塗る。
3回目の上塗り 大胆にハケを生かしながら2度目の黄色を塗る。
4回目の上塗り 2度目の青色を塗る。
5回目の上塗り 3度目の青系を塗る。
6回目の上塗り 3度目の黄色、というよりオレンジを雲のように塗る。
7回目の上塗り 4度目の青系を塗る。こっそりというか、足元の丘も緑色を塗ってしまう。結果に自信が持てなくなってきた頃だったので息抜き。
かなり上塗りが分厚くなってきて 元の下書きが見えなくなったので、ホームセンターで透明のアクリル板を買ってきて、それを下から蛍光灯を当てながら元の下書きの線をなぞる。
8回目の上塗り。5度目の青色系を塗る。意識的に太陽のような、月のような光の丸は残しぎみにする。
9回目の上塗り。4度目の黄色系を塗る。
10回目の上塗り。6度目の青色を塗る。ここまでくると、かなり柔らかい感じの冬の空になってきた。
でも11回目の上塗り。それでも5度目の黄色を塗り、さらに思い描く空のイメージに近づける。
そして12回目の上塗り。やっぱり青色を塗り、更に思い描く空の柔らかくて どんよりして冷たく寒い、それでいてどこかキレイな冬空のイメージに近づける。
ようやくと言うか、とうとう空が完成した。ここまで毎晩5時間くらい書いて2週間ちょっと。自分が思い描いた冬の広い空のイメージにかなり近づけたと思う。
ここに雪のような、星のような、白い点々を薄っすらと書く。これによって より一層やさしくて、広がりのあるイメージにしたかった。そして紙飛行機を白く塗り、やんわりと輪郭をなぞって完成。
次回は少年の足元の丘から。