2007年4月28日 朝日新聞への投稿
強迫性障害(OCD)という病気をご存じでしょうか。強迫神経症とも呼ばれ、米国での大規模調査では一生のうち少なくとも1回はかかった人が人口の2%余りに上ったそうです。決して珍しい病気ではなく、サッカーのベッカム選手がOCDに悩んだと告白したと、去年、英国で報道されました。
ところが日本ではまだまだ認知されておらず、多くの人が周りの無理解に苦しみ続けています。私も長年苦しんだ一人で、家族にさえ理解されず、唇をかみ締めて生活せざるを得ませんでした。
この病気の症状は多岐にわたりますが、代表的なものに「不潔恐怖」があります。世の中の物すべてを汚く感じ、手を何時間も洗い続けねば生きられなくなるのです。その結果、まともに日常生活を送ることが不可能となるのです。
何よりもつらいのは、本人が一番それをおかしいこと分かっており、やめたくてたまらないのにやめられない所にあるのです。私は少しでも多くの人にこの病気の苦しさを知ってもらいたいです。日本のメディアも、もっと取り上げて欲しいと願っています。

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