ゆずるはクラブの視察研修
(その1)
私たち『ゆずるはクラブ』では、 去る21日〜22日に、広島県庄原市と岡山県真庭市へ視察研修に向かいました。 どちらも南あわじ市と同じ頃に市町合併し、 新庁舎建設に向けての動きや、 その過程での様々な苦労や現況について幅広く勉強できると楽しみにしていました。
庄原市に集中豪雨
テレビで全国報道されましたが、 出発の直前になって、 庄原市の議会事務局から『集中豪雨被害の対応で、 議員たちは現地へ出向いているので応接は出来ない』旨連絡が入りました。 それでも出かけたのです。
庄原市内の一膳飯屋で昼食。 たまたま私の隣で飯を食っていた兄さんは、 市の消防団に入っている人で、 それまで被災地へ行っていたとのこと。 1時間に90ミリの雨が降ったそうで、 『「バケツをひっくり返したような雨」というのは本当にあるんですね。 湯けむりが上がっているような光景も見ましたし、 地面から上に降っているような不思議な景色も見て、 怖くなりました。』と豪雨のすさまじさを話してきれました。
本庁舎の議会事務局を表敬訪問し、 事務局長さんに、 分庁舎を訪問させていただく承諾を得ました。
広島、 岡山辺りの市町合併した新市の広さは、 淡路島以上の面積になった所がいくつもあり、 淡路島内に4つの分庁舎があるようなもの。
淡路より山間部の面積が多く、 一つの分庁舎から次へ移動するのに1時間位かかります。 改めて『平成の大合併とは何だったのか?』と素朴な疑問が湧いてきました。
しかし、 全国の多くの市町は、 ルビコン川を渡ったんですよね。 後には引き返せません。 図体が大きくなった新市で、 何とか市の一体感を創り、 行政組織の効率化やサービスの低下を来さぬよう、 懸命の努力をされている様子が支所長さんの熱のあるお話から伺えました。
その新市の象徴が新庁舎なんですね。 これまで私たちは、 いくつかの市を訪れましたが、 どの市も庁舎建設に向けたパブリックコメントには、 決まって『こんな財政の厳しい時期に新庁舎などいらない。 その分を高齢者福祉等福祉行政に回すべし。』という意見があります。
もちろん福祉行政は行政施策の根幹をなす重要な分野であり、 仮に庁舎建設によって福祉関連予算が大幅にカットされるのであれば、 本末転倒です。
どの市も、 その辺りを十二分に勘案しながら、 新庁舎建設に勢力を注いで来ているのです。
南あわじ市も然り。 誰が見ても臨時の住まいとしか思えないような『本庁舎』に市長、 副市長と市長公室、 総務部だけの職員がいて、 その他の直接市民生活に関わる部局や教育委員会は、 三つの分庁舎に分散して仕事をしています。 行政効率が悪いのは誰が見ても明らかでしょう。
南あわじ市と私たちが訪問した市との基本的な違いの一つは、 他の市は合併前の『合併協議会』で、 たとえば『合併5年後に新庁舎を建設する。』等明確に新庁舎建設を謳い上げていることです。
本市はその辺が玉虫色でしたから、 合併の大きな流れからすれば新庁舎建設は避けて通れない課題であるにも拘わらず、 執行部は『新庁舎等公共設備整備検討委員会』に諮問する所からスタートせざるを得なかったんですね。

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