自作小説目次集 「クラーケン」/「白石経一の一生」/オルウェスノ風ハ哀愁ヲ運ブ

 

お知らせ板  雑談

前回予告していたとおり、このブログを完全に小説用にします。

というわけで、日記用のブログを新規開設しました。リンク集の方に張ってありますのでぜひお立ち寄りを。「文所書雑用の日記」というやつです。

この記事はお知らせ板です。このブログ、または日記用ブログの状況などについて書いていきます。

「オルウェスノ風ハ哀愁ヲ運ブ」完結しました。

新連載は「Fiction of nonfiction」の予定です。

プロフィール写真を編集しました。ペイント機能を使って描いた自画像です。まだ顔写真を掲載する勇気がありません。

2011年10月11日 「文所書雑用の日記」をお知らせ板にリンクさせました。
同年同日    プロフネットが消滅終了したので、自作プロフィールを作りました。自画像が半分切れてます。
2011年12月24日一月一日より、ブログ更新を休止します。詳しくは「文所書雑用の日記」へ
2011年12月27日リンク集を更新しました。

小説は↓から始まります。

以上
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テーマ: つぶやき

2011/12/27  22:09

「Fiction of nonfiction」予告篇  Fiction of nonfiction

最初は三話分くらい新年のパソコン封印までに更新しておこうかと思ったのですが、中途半端なところで更新を休止すると、書く気力とかの問題もあるので、予告だけして、受験後に更新しようと思っています。

さて、新連載の「Fiction of nonfiction」ですが、これは高一の時に部誌の文化祭特別号に載せたものです。

お題が決まっていて、その時は「近未来」でした。

ノンフィクションを書きたいなと思っていた時期で、そうはいってもノンフィクションを書くほど取材をする時間もないし、テーマも資金もないというわけで、ノンフィクション風のフィクションを書こうと思って作った作品です。

文体や展開を今まで読んだノンフィクションの本の模倣で書いてみたものなので、正直あまり読めるような作品ではないですが、加筆訂正の過程で何とかし上げていきたいと思います。

どうかよろしくお願いします。
それでは
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テーマ: 小説を書く

2011/10/28  22:27

オルウェスノ風ハ哀愁ヲ運ブ」あとがき  オルウェスノ風ハ哀愁ヲ運ブ

2日前、ようやく「オルウェスノ風ハ哀愁ヲ運ブ」が全七十九話で完結しました。



序盤、かなり短い文章で一話分を構成してしまった事もあり、予想していたよりもとてつもなく長くなってしまいました。具体的には30話分くらい。



長くなりすぎた弊害で、ところどころ打ち間違いをしたり、同じ事を何度も言っていたり、矛盾していたりしているかもしれません。



見つけ次第訂正していこうかと思っています。



この小説は、部活の部誌に載せた作品の加筆訂正版です。


戦闘描写は元の作品を、流れはそのままに、内容だけ大幅に加筆訂正しました。どちらかというと加筆の方が多いです。正直ところどころやりすぎたかな?と思う場面とかもあります。


戦場の臨場感を高めるため、実際に言った事のない身で書くわけですから、映画とか、軍記物のノンフィクションで読んだ表現を応用してみました。


また、キャサリン・トーカー達の名称も、もとでは「トーカーは」とか書いていたものを、訂正して「キャサリンは」というようにしました。


彼女らの父親、レイブン・トーカー達を「トーカーは」と書いていたので、ややこしくなると思ったからです。



ガードナー中尉(最終階級大尉)の副官、ゲイリーや、第一小隊のパークス等は、今回の加筆訂正で新たに名前を付けたキャラクターです、他にも何人か登場人物は増えています。


大隊長の交代劇、第七偵察中隊の悲劇のエピソードは、加筆したものです。
第七偵察中隊の話(第三十四話〜三十九話)は、コーカルの森の、ゲリラ部隊の恐ろしさを表現するために加えた話です。


映画「プラトーン」「ワンスアンドフォーエバー」小説版「プラトーン」の話の内容の一部と酷似しています。


ここの場面はこれらの映画に影響を受けました。


あえて無線機越しに語られる偵察中隊の危機は、「プラトーン」のクライマックスの場面に
影響を受けたものです。


大隊長は、部誌版では交代していません。ここに載せるにあたって、人間模様をもっと書きたいなと思ったので加筆しました。


トーカーとクレイの死に方も部誌版と異なります。


部誌の方では結構無理のある死に方をしていて、主人公のガードナー大尉が監獄に収容されるのにも無理があるような状況だったので訂正しました。


おかげで新しい大隊長のフランク大佐らが、罪の軽減を主張して降格させられるというエピソードを入れる事が出来ました。


話に何度か出てきたジョ―・K・ユグノーと、ユグノーの反乱、ユグノー歴、USEなどの言葉は、後々別の小説にて回収できる話となっています。


ここで白状しますが、僕は学校の部誌に載せた小説を、形式としては「読み切り」でありながら、全部ひとまとめにすると、「すべての話が何かしらの形で関連している」という構想のもとで創作しています。


そのため、単品で読むと「なんじゃこりゃ?」という部分が少なからず出てきていると思います。


なるべくなくそうとは思っているのですが、上記のような、連載でもないのに連載のようにする書き方をしているせいで、どうしても続きものっぽくなってしまう部分が出てきてしまいます。


その辺を削除して掲載しようかなとも思ったりしていますが、まだ決めかねています。できれば意見をいただきたいです。


次回作も部誌に載せたものの加筆訂正版の予定です。
詳しい事はまた次回に。


それでは
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テーマ: 小説を書く

2011/10/26  22:14

オルウェスノ風ハ哀愁ヲ運ブ」最終話  オルウェスノ風ハ哀愁ヲ運ブ

『上陸で死んだ兵士、オルウェス、サンゲイリー軍合わせて一〇〇名。コーカルの森での戦死者同じく合わせて一一二名。リーフバーでの戦死者、二〇〇名。その後の戦闘での死者多数。彼らの無念の声を乗せて、オルウェス島に風は吹く。

負傷者を数えると、その数倍にも膨れ上がる。(一度負傷後、現場復帰し、再び負傷したものを含む)彼らは命を失わずに済んだが、大半が心を失い、今もなお、病院から出られない者もいる。

この戦争で死んでいった者たちの中で、名前や、身元さえ分からなかった兵士もいる。
志願者名簿や、徴兵名簿に名があれば、行方不明者として処理される事が出来るのだが、なぜか、それさえできない完全な「無名兵士」が何人かいたのだ。

これは、戦争が長引き、手続きが面倒になってきて、それを簡略化したことによるものだろう。
いずれにせよ、彼らの遺族だと名乗る者がいても、証拠が何もなく、記録上、其の兵士は、いなかった事になってしまう。

遺族にとっては、どんなに痛ましい事だろう。

そんな遺族の心にしか残る事が出来なかった兵士たちの名も、この島は覚えている。多くの兵士の血がしみこんだこの島は、あの戦争の悲惨さを、風で伝えている。風が伝えきれない事は、我々が伝えていくべきだ  キャサリン・トーカー、ジョイス・クレイ』

キャサリン・トーカーと、ジョイス・クレイは、オルウェス島戦役終戦記念日に、私が話した内容の記事を載せていた。その記事は監獄内で読んだ。

「我々が伝えていくべきだ」

この言葉は、私をある程度励ました。私の罪は消えないが、それを語る事で、戦争の悲惨さを伝える事が出来れば、それでいいと思った。

オルウェス島戦記が終わった後も、人類はまだ戦争をやめていない。悲しみは増え続けている。これらがなくなる日が来る事を、多くの命が散ったこの地で、ずっと望み続けている

ユグノー歴一九年、ある詩人(彼もオルウェス島戦役に従軍していたらしい)がオルウェス島の詩を報道局の新聞に載せた。

私はそれを読み、涙を流した。

そして靴底で床の霜を削っていた。街に残した妻子、そして、この地で散っていった、多くの若い命たちの事をを思いながら・・・。

オルウェスノ波ハ静ケサヲ運ビ

大地ハ争イノ記憶ヲ染ミツケ

光ハソノ地ヲ照ラス

死ンデイッタ戦士達ノ姿ハ

生キ残ッタ者達ノ記憶ニ残リ

ソノ記憶ハ家族ニ伝ワリ

オルウェスノ風ハ哀愁ヲ運ブ・・・

―――終
あとがき
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テーマ: 小説を書く

2011/10/25  22:15

オルウェスノ風ハ哀愁ヲ運ブ」第七十八話  オルウェスノ風ハ哀愁ヲ運ブ

「ガードナーさん、お話をお聞かせいただいてありがとうございました。最後に一つ、質問をしてもよろしいでしょうか? 本部から聞いてこいと言われたので」

キャサリンは聞きたくないが仕方がないとは言わなかったが、表情がそう言っていた。「聞いてこいと言われた」と間をおいたのも、本心では聞くべき質問ではないと思っているからだろう。

ため息をついて、無言でうなずいた。

「ありがとうございます。では、ガードナーさん、この戦争で、得たものとは、何でしょうか?」

質問するのをためらうかのように、キャサリンは言葉を切って話した。

―――得たもの?

愚かな質問を本部は考えたものだと思ったが、あえて口に出さず、静かに答えるだけにすることにした。

この質問は、彼女の本心ではないからだ。

「あの戦いで・・・」

次の言葉が見つからなかった。島に吹く冷たい風を、しばらく肌で感じ、自分の中であの戦争を整理していた。

やがて、ある程度考えがまとまり、つばを飲み込んだ。

「あの戦いで、得たものは、何もない。あれだけの人間が死んで何もないんだ。

確かにオルウェス島という「領土」を、サンゲイリー国は得たかもしれない。しかしそれは政治的な話だ。サンゲイリーに暮らす住民達にとって、この島の攻略はそれほど重要だっただろうか。

この島が攻略されたその日に、和平交渉が成立して住民たちは島ではなく、平和を手に入れたと言えばそうかもしれない。

だが、肝心なものはなにも得ていない。何故そう言えるかは、今なおサンゲイリー軍が、中東の戦争に介入しているからだが、戦争をすれば人が死ぬという事を学んでいない。

技術が進歩すれば、その分、戦争をした場合の死者の数も増える。多くの命が失われてから、戦争に技術を用いた事の間違いに気がついても遅いのだ。人が死ぬ前に、気がつくべきだ。

・・・そう言った意味では、かつて、ジョ―・K・ユグノーが行った闘争は、正しかったのかもしれない。あの反乱がなければ、この戦争は、もっと多くの命を奪っていただろう」

話し終えると、再び風が吹いた。その風は、これまでふいたどの風よりも長く、悲しかった。
続く→最終話
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