2011/12/30

西安にてゲネプロ  公演情報

東京藝術大学と西安の陝西(せんせい))師範大学との交流協定によるオペラ交流プロジェクトの為12月22日より2012年1月4日まで中国滞在しています。
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陝西師範大学音楽庁遠景

こちらの学生たちはまだオペラの経験は浅く、イタリア語の発音が直しても元に戻るという意味で、予想通り、北京とは違う。
今となっては言語指導の限界があるのは致し方ないから、後は歌唱とディクションを身をもって手本を示すしか手はないか汗
何日かの音楽・発音指導の成果としては時間が足りないと感じつつ、素質は皆持っていると感じる今夜のG.P.でした。
寒さは恐れていたほどではなく、また室内も暖房が効いているので暖かい。
いよいよ、明日12月30日夜に、「オール中華学生チーム」が陝西師範大学構内、音楽学院棟脇の終南音楽庁というホール(約900人収容)で初日を迎えます。(1幕と2幕でキャストが交替)、明後日12月31日が我々日本人が加わった中日混成チーム(これも藪内俊弥くんのDon Giovanni以外は1幕と2幕でキャストが交替する)で、西安市人民劇院という劇場で行います。(収容約1200名でも、オケピットは陝西師範大学ホールより狭いのだとか?)
ともあれ最善を尽くします。
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西安と北京での《ドン・ジョヴァンニ》公演予定は下記の通り
中日合作公演 陝西師範大学 第3回歌劇公演 
世界経典歌劇《Don Giovanni》
◆紀年中日邦交正常化40周年(1972−2012)
◆陝西師範大學輿日本東京藝術大學師生聯袂上演
導演:直井研二、指揮:安藤敬
管弦樂:東京藝術大學學生管弦樂團、陝西師範大學交響樂團
合唱:陝西師範大學音樂學院音樂表演系、音樂教育系学生
舞踊:陝西師範大學音樂學院舞踊系本科生
2011年12月30日(金)19:00 陝西師範大學長安校區 終南音樂廰
12月31日(土)19:00 西安市人民劇院
2012年 1月 4日(水)19:00 北京國家大劇院(小ホール)
問訊:029-8531-0111(陝西師範大學音樂學院)
主催:陝西師範大學 協力:東京藝術大學、 后援:日本國中華大使館

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Beijing_National_Centre
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タグ: 海外 長安 北京



2011/12/18

西安は元中国の首都長安だ  文化・芸術

12月22日から中国は西安の陝西師範大学とのオペラ交流プロジェクトの為に中国に行って参ります。古都長安は、中国古代の秦、漢、隋、唐など諸王朝の都として栄えた国際都市。
藝大とこの陝西師範大学とは、すでに何回か共同オペラ研究プロジェクトを行って参りましたが、今年はモーツァルトのオペラ《ドン・ジョヴァンニ》を共同して上演いたします。
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陝西師範大学の音楽学院長は、藝大大学院博士課程で学位を取得した田 大成(でん たいせい)氏で、氏の強力な推進力により、藝大との交流協定締結がいよいよ実現することになりました。その協定に基く第一回の公演がこの《ドン・ジョヴァンニ》です。私は歌手の歌唱指導もすることになっていたのですが、男声歌手が足りないということで、私自身がレポレッロ役を歌うことにもなってしまいました。双方の教員・学生の混成チームによるオーケストラ、そして混成の歌手チームです。
西安で二回、あと正月にはなんと北京でも一回上演致します。
というわけで私の年末年始は日本を留守にすることになりました。
5日に帰国し早々には藝大で実技試験のための勉強会を行います。

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ピアノの上に飾っている、飼い葉桶のイエス。
聖母マリア、三人のマギーと、牛と羊。そして所在なさげなヨゼフが面白い。

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皆様には今年も大変お世話になりました。
どうぞ楽しいクリスマスとよき新年をお迎えください。
では行って参りま〜す。

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2011/11/30

2011年11月末 心より・・  心と体

もうすぐ12月。その後いかがお過ごしでしょうか。
予期せぬ震災に日本という国が揺らいだ2011年。
今年はやはり何か特別な想いがあります。
皆様の心に平安がありますように。

下記の文章は、2011年12月1日に創刊70周年を迎える「音楽の友」特集号の為に書いた原稿です。

あなたにとって《第九》を歌うということは、どのような意味がありますか? 
◆シラーの「歓喜の歌」のメッセージが現代においても、なお普遍性を失っていないことに驚きと感慨を禁じ得ません。そしてその詩に共感して、この交響曲の第4楽章に声楽を伴った楽章としての構想を実現させた、ベートーベンの強い表現力に溢れた素晴らしい音楽に、一人の演奏者として参加出来ることの喜びを噛みしめながら歌っています。
 
《第九》に関する思い出深いエピソードがありましたら教えてください
◆その《第九・特別演奏会》が行われたのは、目白の「東京カテドラル教会」という祈りの場でという、珍しい事例でした。
1986年12月28日の雪の降りしきる日、小澤征爾指揮、新日フィル、晋友会合唱団の皆さんと、私を含めたソリスト陣が祭壇の一部に設えられたステージに座っての演奏が順調に進み、第3楽章が後半に差し掛かった時、天井の明かりが点滅を繰り返したかと思うと、突然全ての照明が消えてしまったのです。楽員の皆さんは譜面灯が消えたにもかかわらず、記憶を頼りに演奏を続け、小澤先生も薄暗い中で指揮を続けて、第3楽章の終りまで辿り着きました。薄暗い客席からは賛嘆の拍手。カテドラル修道士の方々が何本かの蝋燭を客席とステージに運んで下さって、辺りは幻想的な雰囲気に包まれましたが、譜面灯の代わりとなるほどの十分な光量にはならず、第4楽章を前にそのままの状態で電源の復帰を待つことになりました。当時、東京カテドラル教会では自家発電をしていて、停電の原因は大雪の仕業ではないかとの情報でした。待つこと5、6分、電源が復帰して灯りが揺らめきつつ復活すると、客席には歓声が響き渡り、雷のような拍手が沸き起こりました。それは混沌の暗闇から「光あれ!」とお命じになった創造主の存在を想わせるかのようで、その後に「歓喜の歌」を歌い上げるのに相応しい神々しい瞬間でした。−「世の人々よ、創造主を予感しているか?」−その気持ちが演奏にも現れ、感動的な〈歓喜の歌〉となったのは言うまでもありません。誰もがそこに居合わせた事に心から感謝を捧げたくなるような貴重な体験でした。 
     多田羅 迪夫
 (初出 2011年11月18日 音楽の友)

■第26回 群馬交響楽団 館林第九演奏会
 12月10日 (土)18時30分開演 館林市文化会館
指揮:手塚幸紀 管弦楽:群馬交響楽団 合唱:館林第九合唱団
http://homepage3.nifty.com/tatebayashi_daiku/page010.html
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■群馬交響楽団 前橋第九合唱団39周年演奏会
12月11日 (日)14時開演 ベイシア文化ホール
指揮:手塚幸紀 管弦楽:群馬交響楽団 合唱:前橋第九合唱団
http://www8.wind.ne.jp/maebashi-daiku/
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テーマ: クラシック

2011/11/27

ドン・ジョヴァンニ 雑感  文化・芸術

雑誌「音楽の友」が2011年12月1日「創刊70周年」を迎えるそうで、12月号に特別付録として創刊号(抄)の復刻版がついていました。日本の音楽界の歴史をあらためて感じます。
私も「第九」についてのエピソードを依頼され、短い文章を書きました。

来年は二期会も60周年、今月は日生劇場で『ドン・ジョヴァンニ』の公演が行われています。
2005年『フィレンツェの悲劇』『ジャンニ・スキッキ』で初来日したカロリーネ・グルーバー演出ですが、今回はライン・ドイツ・オペラ(Deutsche Oper am Rhein)との共同制作で日本公演が先の新制作です。
日生劇場という東京文化会館より1000席ほど少ない1300人ほどの座席数の劇場なので、モーツァルトオペラを聴くにはちょうど良く、出演者たちも余裕を持って声の濃淡にめりはりを聴かせるなど、きめ細やかな演奏が出来ますし、指揮の沼尻竜典さんと東京モーツァルトプレイヤーズの連携も洗練された密度の濃い音を響かせています。
アンナ、エルヴィーラ、ツェルリーナなどの女性たちがステレオタイプでなく描かれているのは、やはり女性演出家ならではの新鮮さですし、ドン・ジョヴァンニが時空を越えたような存在として登場すること、騎士長が終幕で別の存在(キリスト教世界における権威)として現れるなど、地獄落ちとは異なる結末と観終わった後のすっきりとした印象に、カロリーネさんの演出家としての進化を感じました。いつか国外でも日欧混合キャストで出来るとよいですね。
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また、今回はマゼットも素朴な村の青年ということではなく現代風に描かれていました。
バリトン歌手にとっては、マゼット、レポレッロ、ドン・ジョヴァンニを順次演じてゆくということも多く、私も若い頃はドイツでマゼットを最初に歌いました。演じる役の目線が変わる事によってオペラがより立体的に見えてくることもあります。女声のアンナとエルヴィーラのような一見両極端のような役を両方レパートリーにする場合もあります。今回の演出ではアンナは深窓の令嬢という先入観を払拭する大熱演でしたが。

それから、ご質問を頂きましたが、ドン・オッターヴィオのアリアは2幕のIl mio tesoro(私の大切な人を)のみです。一幕のアリアはウィーンの再演時に追加されたものなのです。オッターヴィオもそうですが、今回は声質違うそれぞれのキャストたちが、一人の変更もなくそれぞれの持ち味を充分発揮しているのは嬉しい限りです。今日は最終日、そしてびわ湖公演もありますが、スタッフ・キャストの皆さんに心からの拍手を贈りたいと思います。

http://www.nikikai.net/lineup/don_giovanni2011/ 公演情報
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2011/11/8

バスのための3つの曲  音楽

11月になり紅葉が色づきはじめました。雨あがりには銀杏の実の匂いに秋の深まりを感じます。
6日(日)に私が歌ったのはこんな曲でした。
甘い恋の歌が多いイタリア歌曲の中でも珍しい内容です。

あの「マドンナの宝石」の美しいメロディで知られ、ヴェネツィアに生まれたヴォルフ=フェラーリは、一体どんな想いに駆られてこの激しい絶望的な歌詞に作曲したのでしょうか。
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III. Ermanno Wolf-Ferrari (1876-1948)
Tre canti per basso

III.エルマンノ・ヴォルフ=フェッラーリ
≪バスのための3つの歌≫

1.
Ero nel mezzo al mare e mi fu ditto
che la mia dama s’era maritata.             
Sollevai gli occhi al cielo e dissi: Cristo!
Non posso sopportar questa imbasciata.
Sollevai gli occhi al ciel, dissi: Oh, Signore!
Non posso sopportar tanto dolore!

1.
俺は沖に出ていた時、こう告げられたんだ、
俺の意中の女が、結婚してしまったのだと。
俺は天を仰いでこう言った、「キリスト様よ!
こんな音信には耐えられません」。
天を仰いで俺はこうも言った、「おお、主よ!
これほどの悲しみには耐えられません」。


2. 
La casa del mio amor vada ’n profondo,    
un lago d’acqua possa diventare!
Dentro ci piova coccole di piombo,
ed un serpente ci vada alloggiare.
Ed un serpente molto avvelenito
veleni lo mio amor che mi ha tradito:
ed un serpente molto avvelenato
veleni lo mio amor che m’ha lasciato.

2.
俺の恋人の家なんか底深く沈んじまえばいい、
そこに水が貯まって湖にでもなればいいんだ!
その中に、鉛の礫が雨あられと降ればいい、
蛇一匹が、そこを住み家にしてくれりゃいいんだ。
猛毒の蛇が、俺の恋人に毒を盛ってくれりゃいい、
あの女はこの俺を、裏切ったんだ。
猛毒の蛇が、俺の恋人に毒を盛ってくれりゃいい、
あの女はこの俺を、棄てたんだ。


3.
Non posso più di notte camminare,
ché m’è contradio il lume della luna;
non posso più la gente praticare,
ché non ci trovo fedeltà nessuna.
Non posso praticar più colla gente,
ché non ci trovo fedeltà di niente.

3.
俺は、もはや夜中には出歩けないのだ、
何故なら、月明かりが俺に背くから。
俺は、もはや誰とも付き合えないのだ、
何故なら、誠実さを誰にも見つけられないから。
俺は、もはや誰とも交際できないのだ、
何故なら、誠実さを何ひとつ見つけられないから。
 (対訳 多田羅迪夫)

またErmanno Wolf-Ferrariの作品には、オペラとして《Il Canpiello》イル・カンピエッロがあり、藝大オペラ定期演奏会で昨年秋に上演したばかりです。ヴェネツィア方言で歌われるオペラなので上演の機会は多くは無いのですが、ヴェネツィアの広場で繰り広げられる、市井の人々の中に貴族の男性がやって来て、ある娘に求婚する事になったために広場の周りに済む住人達が繰り広げるてんやわんやの騒動が生き生きとした音楽と、しっとりとした美しいメロディー満載の喜劇に描かれています。
「マドンナの宝石」は悲劇のオペラですが上演回数はもっと少ないこもしれません。序曲はとても有名なので、きっと皆さんもどこかで耳にされたことがおありではないでしょうか。
もっといろいろ知りたくなる魅力的な作曲家の一人ですね
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テーマ: 美しい曲

2011/10/23

11月の演奏予定  文化・芸術

昨日は沢山のお客様にご来場頂き有難うございました。
ブログは月に一度の更新がやっとで、ついお知らせが遅くなってしまっていて恐縮です。

さて、来週はまた北京で、中田喜直〈海四章〉から「馬車」「沙上」など、日本の歌を演奏してきます
飛行機旅に出る前に少しだけ来月の予告を記しておきます。

11月の藝大「うたシリーズ」は「イタリア歌曲の楽しみ」第1部「時空を超えたダンテとペトラルカ」・第2部「イタリア近代歌曲の展望Vol.2」の2部構成。

■2011年11月6日(日)15:00開演(14:30開場)
会場 東京藝術大学奏楽堂(大学構内) 入場料 2,000円(全自由席)
主催 東京藝術大学演奏藝術センター 東京藝術大学音楽学部
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第1部 時空を超えたダンテとペラトルカ
ParteT “DANTE E PETRARCA OLTRE IL LORO TEMPO”
T モンテヴェルディ:戦いと愛のマドリガーレ から
U ライヒャルト :ペトラルカのソネットとカンツォーネ から
V リスト :ペトラルカの3つのソネット
W ピッツェッティ :ペトラルカの3つのソネット
X カステルヌオーヴォ=テデスコ :ダンテの『神曲』の4つのソネット から

第2部 イタリア近代歌曲の展望 Vol.2
ParteU “UNA SELEZIONE DI BRANI DI CANTO DI AUTORI MODERNI”
T トスティ :アマランタの4つの歌 憂鬱
U アルファーノ :タゴールの3つの抒情詩 タゴールの3つの詩 光
V ヴォルフ=フェッラーリ :バリトンのための2つの歌 バリトンのための5つの歌 バスのための3つの歌
W サントリクィド :ペルシャの詩人による3つの詩 太陽の詩
X チマーラ :マッジョラータ(五月の花祭りの歌) 春の歌 ストルネッロ 愛の神よ、ようこそ 熱愛

http://www.geidai.ac.jp/facilities/sogakudou/info/20111106_14_01.html 公演詳細

チケット取り扱い ヴォートル・チケットセンター
TEL:03-5355-1280 http://ticket.votre.co.jp/

チケットぴあ
TEL:0570-02-9999《Pコード 147-459》 http://t.pia.jp/

藝大アートプラザ
TEL:050-5525-2102

東京文化会館チケットサービス
TEL:03-5685-0650  http://c11sbany.securesites.net/ticket/

イープラス(e+)
http://eplus.jp/
お問い合せ 東京藝術大学演奏藝術センター
TEL:050-5525-2300

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JR上野駅(公園口)・JR鶯谷駅、
東京メトロ千代田線根津駅より徒歩10分

京成線上野駅、
東京メトロ日比谷線上野駅、
東京メトロ銀座線上野駅より徒歩15分

台東区循環バス「東西めぐりん」
【2】上野駅・上野公園から(東京藝術大学経由)【5-1】東京藝術大学 下車[30分間隔]


そして申し込み終了してしましましたが、第10回記念となる「学長と語ろう こんさーと」では、私は寅さんシリーズの「男はつらいよ」を吹奏楽の編曲版に乗せて歌うことになりました。

人情味あふれる映画『男はつらいよ』シリーズで感動を与え続ける山田洋次監督と宮田学長がどんな興味深いトークを展開なさるのか・・。そしてコンサートでは山田監督にご推薦いただいた映画音楽もお楽しみいただきます。

奏楽堂トーク&コンサート
■2011年11月19日(土)15:00開演(14:30開場)
会場 東京藝術大学奏楽堂(大学構内)

■トーク
〈テーマ:藝術のもたらすもの〉
宮田亮平(東京藝術大学 学長)
ゲスト:山田洋次(映画監督)

■コンサート 〜映像と音楽〜
曲 目:
《サウンド・オブ・ミュージック》メドレー:ロジャーズ&ハマースタインU世
《オリンピック・スピリット》:ジョン・ウィリアムズ
《幸せの黄色いリボン》:L. ラッセル・ブラウン
《ダニー・ボーイ》:アイルランド民謡
《男はつらいよ》主題歌:山本 直純

う た:多田羅 迪夫
指 揮:山本 正治 
演 奏:東京藝大ウインドオーケトラ

コンサートの様子が藝大WEBで紹介されました。
当日は大雨の中、満席のお客様にご来場頂き有難うございました。
http://www.geidai.ac.jp/info/20111219_02.html
お知らせ一覧 >藝大アート・スペシャル2011「学長と語ろう] 奏楽堂トーク&コンサート


●石川県合唱連盟創立50周年記念演奏会
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日時:2011年11月13日(日)15:00開演(14:00開場)
会場:石川県立音楽堂コンサートホール
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
佐藤眞/カンタータ「土の歌」より 大地讃頌 ほか

指揮:松尾葉子 合唱:石川県合唱連盟合同合唱団
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢
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2011/10/22

今日はリストの歌曲を歌います  音楽

秋も深まってきました。秋雨もまた風情があります。
皆様お元気でお過ごしでしょうか。

今日からフランツ・リスト生誕200年を記念して、東京藝術大学音楽学部による「リストフェスティバル2011 in 表参道」を開催します。
今年はリストに関する催し物が各地で行われていますが、10月22日(土)から28日(金)まで、一週間に亘るこの藝大のフェスティバルは、リストの全体像を示す意欲的な試みです。

10月22日はそのオープニングコンサート。
私も対照的な2曲の歌曲(「3人のジプシー」「それはきっと素晴しいこと」)を歌います。

「 3人のジプシー / Die drei Zigeuner」は、リストがハンガリーのアイデンティティーの一部であるジプシー音楽を心から楽しんで取り込みながら作曲したであろう歌曲で、どこか「ハンガリー狂詩曲」を髣髴とさせるエキゾチックな民謡風の力強いメロディも魅力的です。
柳の下にきままに寝そべって、楽器を奏でたり、パイプをくゆらしたり、気持ちよさそうに眠っている浅黒い肌、黒い髪の3人の自由なロマ(ジプシー)たちを眺めている私の眼差しで描いた曲で、毎日をあくせくと働き蜂のように生きる現代の我々の生活をシニカルに反省しているかのようです。

一方、「それはきっと素晴らしいこと / Es muß was Wunderbares sein 」は、陶酔感に満ちた愛の歌。強く結びついた愛する二人が、人生の歓びも悲しみも分かち合って生きる素晴しさを、楽天的なまでに甘美に高らかに歌い上げます。

知られざる名曲を含めた様々な作品を通して、リストの深い魅力をを感じ取っていただければ幸いです。

■オープニングコンサート
10月22日(土) 開場11:30 開演12:00 入場料:3,000円
KAWAI表参道 コンサートサロン「パウゼ」2F (130席)
東京都渋谷区神宮前5-1
東京メトロ表参道駅 A1出口すぐそば
Tel.03-3409-2511

〈プログラム〉

「ノルマ」 の回想 |安田里沙 (Piano)|

愛の夢−3つのノクターン |岡本愛子 (Piano)|

メフィスト・ワルツ 第1番 |菊地 裕介 (Piano)|

喜びに満ち、悲しみに満ち |菅 英三子(Soprano)|※
トゥーレに一人の王が居た |菅 英三子(Soprano)|※

3人のジプシー |多田羅迪夫(Baritone)|※
それはきっと素晴らしいこと |多田羅迪夫(Baritone)|※

ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調 |北川曉子 (Piano)|

※ピアノ伴奏|渡辺健二|

詳細▼
http://www.geidai.info/event/event.php?event_id=652

http://kawai-kmf.com/concert-info/2011/10.22-28/liszt.html


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テーマ: 美しい曲

2011/9/4

高野聖 読書の秋  

ご無沙汰してしまいました。
暦もはや長月。いつの間にか蝉時雨は止み、夕べには虫の音が聞こえる季節です。

山陰地方を縦断し暴風雨をもたらした大型台風12号はやっと日本海に抜けました。
東京でもまだ風が強いですが、直撃された方々は本当に災難でしたね。
私の故郷香川や以前演奏に行ったこともある新宮の方々など、どうしているかなぁと心配していました。

ところで、最近ある新聞で本の紹介エッセイを頼まれて、泉鏡花『高野聖(こうやひじり)』のことを書きました。江戸時代に書かれた上田秋成『雨月物語』の流れを汲むような伝奇小説であり怪奇小説の流れを汲む作品です。
今ではインターネットでも原文を読むことが出来るんですね。
青空文庫 http://www.aozora.gr.jp/

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初めて『高野聖』を読んだのは高校生の頃で、原稿を書くために久しぶりに読み返して眺めていたら、目録のところに兄の名前の判子が押してあることに気づきました。年長の兄が読んでいたのを借りて読んだのでしょう。

私は子供の頃、文字を覚えるのがとても早かったので、随分本も読みましたが、幼い頃、祖父が私に平仮名とカタカナを両面に書いた小さな札で遊んでくれて、それをひっくり返しては、声を出して覚えるのが楽しかったのを思い出します。
文字というものが、何か知らない世界を教えてくれるとても魅力的なものに思えていました。

その後、泉鏡花のオペラ『天守物語』の姫川図書之助を演じた時には、かつて読んだ『高野聖』が役作りの根底にありました。
泉鏡花の作品には、美しい妖怪(あやかし)が登場するものも多いのですが、それはどこか人の力では制御しきれないし自然の猛威にも似ているようです。

ところで、『天守物語』の富姫のイメージというと、私は映画『雨月物語』(溝口健二監督が巻のニ「浅茅が宿」をアレンジした名作)で主人公を虜にする妖怪・若狭姫を演じた京マチコさんを思い出します。

『雨月物語』もこの機会に読み返そうと、古い本をひっぱりだしてきました。
一篇一篇が短い9つの短編から成り、流れるような文体も美しいのですが、私が持っているのは角川から出ている本ですが、文章のところどころに原本にあった挿絵も描かれていて、なかなか風情があります。
この巻の一は、白峯というタイトルですが、地理的には香川県坂出市青梅町にある祟徳院の御陵がある場所で、讃岐の国白峯を詣でた西行法師が院の亡霊と論争し、怨恨を慰めようとするところから始まります。

祟徳院は「瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ」と詠った鳥羽天皇の第一皇子ですが、1123年に5歳で天皇の位を譲り受けましが、18年の在位の後に譲位を余儀なくされ、皇位継承問題や摂関家の内紛による保元の乱に破れると讃岐に流され、45歳で没した悲劇の皇子でした。

上田秋成『雨月物語』そして泉鏡花の作品群。彼らが描いてみせる陰の暗闇にじっと眼を凝らすと、やがてその曖昧さの中に妖しい影が確かな存在感を持って現れ、まだ人間の知り得ていない世界の不可思議が浮かび上がってくるようです。

それではよい秋の日をお過ごしください。

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2011/8/2

残暑お伺い申し上げます  音楽

8月、太陽が眩しい季節です。
7月31日は上野で、二期会研究会駅伝コンサートでした。
バッハ・バロック研究会は、J.S.バッハ 〜珠玉の名曲メドレー」から
「ロ短調ミサ曲」「マタイ受難曲」等の聴きどころを演奏しました。
コーヒーカンタータでは、実際にコーヒーカップを持って
’ああ、かぐわしいコーヒー、コーヒーはなんて美味しいんでしょう’
と女声たちが歌うのを聴いていると、コーヒー好きの私としては、
聴いているだけで幸せな気持ちになります。
そして一緒に口ずさめばもっと楽しい。
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音楽が日常の傍らにある暮らしは、当たり前のようでいて贅沢な
ことですね。外には蝉時雨。貴重な夏の日を大切に過ごしたい
と思います。
夏は果物も美味しい。今年も西瓜や白桃の瑞々しさに季節を
感じます。桃の実の季語は秋でしたか。

桃栗三年、柿八年、音楽の道も実りには長い時間がかかります。
好きな音楽をみつけたら、繰り返し繰り返し長く携わり、多くの
人とわかち合って、それが沢山の種となって世界へ飛んでゆく
ことをイメージすると元気が湧いてきます。
音楽が音学にならないように。そんな風に想う夏の日です。

秋は夏と同時にやってくる。そして秋の中には冬がそっと忍び
込んでくる。冬の中には春の息吹きが隠されている。
そうして繰り返す季節との出逢いにまた新しい発見が潜んで
いるような気がしてなりません。
どうぞ充実した夏の日をお過ごしください。
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エーオルスのハープに寄せて
♪

♪x3人の成り行きは
13
テーマ: 合唱

2011/7/17

夏の日  日記

木曜日から金曜日の2日間外国人留学生見学旅行に箱根に行って小田原城や彫刻の森美術館を彼等と共に見学しました。温泉にも入りすっかり日焼けしました。

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エーオルスのハープに寄せて
♪

♪x3人の成り行きは
9



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