イージス艦入港問題で県へ申し入れ。
社民党や平和センターとの共同行動になりました。
社民党などの人たちは、「万景峰号は拒否するな」と訴える一方、「イージス艦は軍艦だから拒否しろ」とこの間言ってきました。
しかし僕は、その論理は単純なままではなかなか多くの市民の納得は得られない、と指摘してきました。「万景峰号は拒否できない」のと同じように、「軍艦だから拒否」という結論も県としても簡単には出せないのです。入港許可業務の恣意的運用は避けられなければなりません。
しかしそれを踏まえた上で、私たち「緑・にいがた」は、昨年の米イージス艦入港の際、「自治体自身の判断」や「自治体の港湾管理権」を活用して、法律や条例を活用し、その範囲の中で、入港の制限や仮に入港を許可せざるを得ないとしてもやれることはあるはず、とした「現実的・具体的な」申し入れをおこないました。
これを平和センターなどが高く評価、今回の申し入れ書は私たちの昨年の内容がベースとなって作成されました。
私たちの活動の成果が使われてしまうことにはちょっと複雑な思いもしましたが、まあ私たちのような弱小勢力の「中身で勝負」が評価されていることでもあると考え、連名での共同行動を了承。
さて、申し入れに対する県の空港港湾局長の対応ははっきり申し上げて「最低」。まず、横柄。「わけのわからない奴らに正しい法解釈を教えてやる」と言わんばかりの態度がありあり。
「我々は埠頭が空いていれば粛々と手続きを進めなければならない」と言ったので、僕はすかさず突っ込み。「では空いていれば次々軍艦が来ても入港を拒否できないと言うことか」と問うと「その通り」と居直り。
この姿勢は、「恒常化は困る」(昨年入港当時の空港港湾局長答弁)や、「拒否できるいい知恵があれば教えて欲しい」(昨年副知事回答)など従来の県の立場からも大きく逸脱しています。
それだけでなく、厳密に言えば法や条例の運用解釈も間違っています。そこで更に突っ込み。−「では埠頭と舟のサイズがOKなら、何でもOKなのか?」「ではなぜ入港申請書に『入港の目的』などが書いてあるのだ?なぜ港湾管理条例は『危険があるとき』などに岸壁使用の制限が可能と書いてあるんだ?埠頭の空きだけが問題なら、こんな詳しい申請書や条例は不要になってしまう。他の自治体では『商業活動に支障』との理由で許可しなかった例もある。個別の艦船について、サイズだけでなく、そういうことを自治体は『判断』しているはずだ」と追及。
局長は「確かに入港目的に『テロのため』などと書いてあれば−そんなことはないと思うが−、拒否せざるを得ない。通常の港湾業務に支障がない限りにおいて、許可せざるを得ない」と言明。
はっきり言って、あんた、これは答弁の修正だぞ。つまり、判断の結果の賛否や是非はどうあれ、「埠頭が空いているかどうか」だけではなく、当然ながら自治体として、入港目的や他の商業活動への支障の有無を「判断」している、ということになる。
自分の答弁のこの重要な矛盾と事実上の修正に本人も気づかず、不遜な態度はそのままであったが、ちゃんと「すみません、さきほどの回答は誤解を招くものでした」って真摯に反省しろ。
ところがこの局長、また最後には「埠頭が空いていれば」など、コロコロ言うことが変わる。追及されればされるほど頑なな態度をより頑固なものに。これでは、立場は違うけど万景峰号の入港規制を求める人たちにもかなり冷たい態度を取ってるんだろうなあ(ちなみに僕は経済制裁には反対だが、危険が認められれば万景峰号であろうと制限はやむを得ないと思う)。
終始一貫して偉そうな態度だったが、申し入れ団体の言い分を「拒絶」しようとするあまり、上記のようにはっきり言ってでたらめで首尾一貫しない回答の繰り返し。あんた、壊れたテープレコーダなら同じ事を繰り返すだけだが、違うことを繰り返す、もっとたちが悪いぞ。そのでたらめさと矛盾に、本人もきづいてないんだろうけど。
県民は、何のために高い給料払って公務員を雇っていると思ってんだ。あんたが言うように、法律の条文のうち単に事務的な条項だけをただ粛々と執行するだけ−この場合、舟と埠頭のサイズを比較して入港可否決めるだけ−なら、そのへんのフリーターの皆さんを教育し、雇って仕事してもらった方がよっぽど社会への貢献だ。この局長、回答内容のいいかげんさももちろんのこと、態度だけ見ても今のご時世の公務員とは言えない。
法律は国民のためにある。地方自治法は自治体の自治・自律のためにある。港湾法も戦前の国家管理を反省して権限を分権化したと、法律の解説書には必ず書いてある。そうした法律の本来の目的に照らして、「自治体の仕事」「それを支える公務員の仕事」は考えられなければならない。それが「分権」時代の公務員のあるべき姿だ。
県の出す結論の賛否は別にして、この点だけは「イージス艦賛成」派の方々にも納得いただけると思う。
繰り返す。僕自身は、県が「拒否」することが「困難」(不可能という意味ではない)であることは十分理解する。しかし、県民の安全を守り、自治体を守る方策について、限られた権限や法律や条令の範囲の中で「悩み、考える」姿勢こそ、まずは重要だ。
何も考えず、居直りに終始する姿勢、そして県民に対する不遜な態度は、絶対に許せない。
いいかげんにしろよ、空港港湾局長!
※かなりお聞き苦しい発言になりましたが、相手があまりにひどかったのでお許し下さい。