(11/20少し加筆しました)
19日(土)は新潟の市民映画館「シネウインド」でおこなわれている企画「映画の中の市民社会」のセミナーに参加。
映画「ジャマイカ−楽園の真実」で描かれている、IMF(国際通貨基金)の構造調整プログラムにより国内経済がむしろ破壊されている第3世界(特に中南米)の構造的問題を、地元新潟大学の経済学部教授の佐野誠さんがレクチャー。グローバリゼーションの問題についも発言されている研究者です。
国際的にも批判され、あちこちで失敗を重ねているIMFの経済政策は、新古典学派と言われる経済理論に裏打ちされていますが、その理論の仮定はかなり怪しいものであることを明快に説明。また、IMF政策に大きな影響を持っているアメリカのブッシュ政権は、現在、IMFを越えてさらに徹底した自由化路線をとり始めていることなども指摘。
「官から民へ」「構造改革」「郵政民営化」などが叫ばれる日本の経済政策にとっても重要なお話ばかり。
佐野さんは、早稲田大卒、東北大大学院、外務省などで働いた経験もあり、講演を聞いても優秀さがよくわかる研究者でした。しかも若い(僕とほとんど同じ)、しかもルックスもかなりスマートでカッコイイ。
それだけでなく、人間が喰い物にされる「新自由主義経済」に対する徹底した批判(したがって、自ずと現政権の政策に付いても極めて批判的)をしっかりと持ち、これを変革していくための理論的作業の大切さと市民社会の成熟や市民活動の重要性についても明確な考えを持っておられました。
こういう人が地元大学の一線の研究者であることも心強い。是非今度学習会などを企画したいと思います。