旧横越町のプール事故で息子さんを失った御両親が合併後の新潟市を訴えていた訴訟で、判決は行政の怠慢を指摘し、6800万円あまりの慰謝料を命じる判決を行く出しました。新潟市は判決を受け止め、控訴しない方針を明らかにしました。
→新潟日報記事
この問題については、以前このブログでも書きました
(→こちら)。
この横越の事件が起きてから、こういう事件はこれで最後にして欲しいと願った御両親の想いにもかかわらず、埼玉県ふじみ野市で女児が吸水口に吸い込まれるという事故が発生(この事故では管理業務が「官から民へ」の流れで民間業者に丸投げされていたという問題もありました)、また、一連の事故を受けて行なわれた新潟市(他の自治体でも少なくないところが同様)の一斉点検では、きわめて不十分な点検しかなされていなかったことも判明するなど、心の痛むできごとが続きました。
その経過や僕の想いも上記のブログで綴りましたので、是非読んでいただければ幸いです。
また、監督官庁や保健所、教育委員会などを通してこの種の管理点検の通達や指示文書が現場に届くわけですが、一連の事故はそれが現場で通常の文書と一緒になって埋もれてしまっていることも背景にあります。何度も同じ間違いが繰り返されるのは、こうした「仕事」のやり方、制度や仕組み自体にも問題があるのだと思います。
プール事故だけではなく、命に関わるような行政施策は、こうした事故の痛ましいリアリティや息子さんを亡くされた御両親の切ない想いを受け止め、通常の文書でのやり取りだけではない形で、きちんと取り組まれる必要があると思います。
判決を受け、ご両親は「あなたは何も悪くなかったんだと認めてくれたよ」と亡くなった息子さんに報告されたそうです。

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