友達からエネオスのバイオガソリン(バイオエタノール混合ガソリン)をセロー225に入れたら、エンジンの粘りや吹けや燃費が良くなくてどうなんだろうという事を聞いたので、今回はバイオガソリンについて考察してみよ〜う。
エネオスのバイオガソリンとはこれまでのガソリンにエタノール=エチルアルコールを1%を含有させたものだそうです。これまでのガソリンエンジンにそのまま使用できるということになっています。
このエタノールはバイオエタノール等と言われていますが、トウモロコシやサトウキビなどの植物を原料として精製されています。
植物としての生育過程で二酸化炭素を吸収するので、燃料として使用されエンジンから排出される二酸化炭素とトレードされて、二酸化炭素を増大させないという理屈です。
本当にそうなのかどうかはわからんけどね。
だから焚き火をバンバンやるのも地球環境に優しいのよ。違うか。焚き火を調理や暖房など電気やガスの変わりに使えば環境に優しいのかな。
いきなり脱線したけど、バイオガソリンの話です。
ぼくさま、実は20代の頃はオイルフィルターやエアークリーナーエレメントを作っている自動車部品メーカーの開発部で実験に明け暮れていました。(以外?)実は元エンジニア?
職場で一日中、車のエンジンをいじって、仕事が終わればバイクのエンジンをいじって、週末は必ずサーキットにいたリーマンレーサーでした。
その時にノービスから昇格しちゃって、サラリーマンを止めてプロのレーシングライダーを目指したんだけどね。
その時の職場ではエンジン実験も担当していて、エンジンベンチで自社の製品を装着した日産のSR20エンジン(シルビアなどに搭載)をよく回していました。
MAX6400rpmで15分間回し続ける実験があって、エキパイが真っ赤になり、最悪はエンジンブローになってバラバラになる恐怖の実験でした。
先輩からはエンジンにはラウンド方向(回転方向=真横)からは近づくな、軸方向から近づけと言われていました。
エンジンがバラバラになった場合、クランクケースを突き破った部品がラウンド方向に飛び散って危ないとのことでした。幸いぼくがいる時にはエンジンブローはなかったですけど、いつも緊張して実験をしていた思い出があります。
その頃にホンダのエタノール燃料用の燃料フィルターの実験もたくさんやっていました。
ちなみにアルコールとはエタノール=エチルアルコール(お酒はこの分類)やメタノール=メチルアルコール(絶対飲んじゃダメ)の総称なので、エタノール=アルコールと考えて問題ないと思います。
エタノールとメタノールの違いはウィキペディアで調べてみて。ウィキペディアで!
それからエタノールにもいくつか種類が有り、飲むのに適さない物もあるので注意して。ふつう飲まね〜か。
ガソリン用の燃料フィルターは樹脂ボディの物も多いのですが、その時はステンレス系のボディの燃料フィルターで実験をしました。
エタノールは樹脂やゴムに対しては劣化の問題が有り、エタノールが空気中の水分と結合しやすい為に、金属に対しては腐食の問題が有るなど課題はたくさんありました。
当時はまだまだ日本の市場では一般の人はエタノール燃料なんて誰も知らない頃ですから、メーカーというのは先を見越して、長い期間開発をしているんですよね。そのまま製品に結びつく物の方が少ない位ですから、開発というのはお金がかかるんですね。
それで当時のぼくの認識としては、エタノール含有燃料を使うなら、燃料タンクや燃料ライン、内燃機関まですべてエタノール対応にしないと無理なんだなということでした。
現在ではブラジルがエタノール燃料先進国です。ブラジルは農業団体の政治力が強く、そういう政策になっていったという背景もあるようです。
ブラジルでは主にE20と言うエタノール含有率20%の物を使用していて、バイクや車のエンジンも新しい物はE20対応仕様です。ガソリンスタンドではE20とこれまでのガソリンの両方が売られているそうです。
北米ではE10燃料使用を州によっては義務付けていて、車も当然最初からE10仕様になっているので、エタノール含有燃料かどうかなんて意識しないで使っているドライバーもたくさんいるとからしいです。
それでエネオスのバイオエタノールガソリンはエタノール(正式にはETBE=エチルターシャリーブチルエーテル)の含有量が1%とのことなので、これまでのガソリンと比べて影響は無くはないけど極めて小さいものだと思われます。
MTBE(メチルターシャリーブチルエーテル=メチルアルコール)配合のガソリンも有りますが、こちらはオクタン価が高くなりエンジンの燃焼状態がよくなるので、排気ガスがクリーンになるとか、エンジン内にカーボンが付きにくいなどの目的で使用されています。
バイオエタノール燃料は日本政府の環境対策の政策として今後どんどん増やしていこうという話です。すでに一部のエネオスでは全てのガソリンがバイオガソリンに切り替わっているようです。
バイオエタノール燃料は植物を原料として使うので、植物であった時の二酸化炭素吸収量と、内燃機関として使用した時の排出ガスに含まれる二酸化炭素量をトレード出来るという理屈ですが、この辺は本当のところはどうなのかなとぼくは思っています。
ブラジルと同様に世界的に農業関係の力が大きく働いているのではないでしょうか。エタノール含有燃料が世界中に普及すると、サトウキビやトウモロコシなどの農産物からの供給ではとても足りないそうです。
木材の成分のひとつであるセルロースからもエタノールを精製できるので、それを活用する方法も研究が進んでいます。
うまくいけば間伐材が、車やバイクを動かす燃料になるんです。森林国の日本やフィンランドがアラブのような産油国になったりするかもね。
今から山を買っておけば将来は大金持ちになれるだろう。たぶん。ランボルギーニの予約もしておかなきゃ(笑)
それで主題のエネオスのバイオエタノールガソリンについてですが、ぼくは使った事がないので、わかりませ〜ん。
ぼくさまの車はジーゼルだし、腰が痛くて今年はバイクにほとんど乗ってないし・・・。なんじゃあ〜そりゃあ〜。
新しい車やバイクはエタノールの使用も意識して設計しているので、バイオガソリンで問題がないと思いますが、古いエンジンではこれまでのガソリンを入れた方が調子がいいかもしれませんね。

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