座間市は米軍基地に対する国の「確認書」を受け入れることを決定したという。国家の防衛は国の専管事項であって、国防が大事か、市政が大事かは計りにかける問題ではない。国防の大部分を米軍に委ねざるを得ない現状において、米軍の意向を無視してすべて反対では、国家の崩壊を企図するイデオロギー、市民運動家に加担することになる。本来、いつまでも反対で通せるものではなかったのである。つまり「確認書」受け入れは当然なのである。
これで一件落着のようだが、「確認」を行った政府自体に「国防」の認識が充分だとはいえない危うさがある現状では、むしろ政府と自治体が馴れ合って国防を遊びつつあるように見える。自治体は仕方がないが、政府が危ういのである。さらに米軍そのものがどの程度日本の防衛に信念を持っているのかも怪しくなっている。キャンプ座間に米軍司令部が移転するのであればむしろその危惧を晴らす面がある。少なくとも反対すべきではない。
他県他市はともかく、座間市民はより国家的視野を必要とする立場なのである。その自覚が少ないように感じる。小さな市民より大きな国民となって、場合によっては国防に対する政府の対応について意見を述べるほどの信念があって良いと思う。

3