久しぶりに飲みに出掛けた。歌舞伎町を通って帰ることにした。そしたら、こんな看板をみつけた。やられた!と思いつつ、嬉しくなりそのまま進んだ。すると、ひとりの女がしゃがんでいた。そして、こう言った。『学生さん?』つづけて『三千円だけど二千円でいいわ』どうやら客を店に入れたいらしかった。私は帰る顔をした。『じゃあ千円でいいわ。僕ちゃん、ママのタイプ。ウフ』濃いめのお茶割を4杯のんだ目にも、おばあちゃんに映る彼女は『いいの、いいの、早くぅ。』私の手を引いて、ウィンクした。『お台場のホテルでゆうし(夕日)が見たいの(ハート)』『あだなつけていいかしら。九年前の野口さんに似てるから、学者ちゃん』などなど、数々の名言を私の心に残した。そこはゴールデン街だった。つづく
