今年の春、Canonからデジタルカメラ−EOS Kissの新製品が市場に登場した。それまでPENTAXがセールスポイントにしていた「世界最軽量1眼レフ」を奪って、おまけに800万画素のセンサーを奢られての登場だ。旧Kissデジタルは、ピントを合わせた後に構図を変えると、勝手にピントを合わせなおしてしまうところが賛否両論だったが、この新機種はその部分も改善されての発売となった。
そう思っていると5月の終わりにNikonからD50なる新機種が発売になる旨のアナウンス。こちらもNikonのデジタル1眼レフカメラの中では最軽量、最小サイズで、上位機種のD70やD100に劣らぬスペックで登場してきた。最小サイズとは言うものの大きさ重さとも使いやすさを優先した点で、「とにかく軽さ命」にはなっていない。バックの液晶も2インチに大型化されて(ちなみにD70も2インチになり、D70Sとして登場)、Canonに対抗する姿勢だ。
6月中旬、さらにはPENTAXもist−DLなる新製品を発表。こちらは前機種のist−DSのマイナーチェンジ(大幅なマイナーチェンジかな)で「世界最軽量」の座をEOS Kissから奪回。残念ながらPENTAX自慢のペンタプリズムからミラーへスペックダウンしたものの、最軽量に加えて2.5インチの超大型液晶を奢られた。
そんな小型軽量1眼レフのスペック比較は
KissD;485g,800万画素cmos,メディアCF,1.8インチ液晶。
D50;540g,610万画素ccd,メディアSD,2インチ液晶。
istDL;470g,610万画素ccd,メディアSD,2.5インチ液晶。
と、それぞれ特長を出している。サイズも価格も、もはやコンパクトデジタルカメラに遜色ないレベルで登場したこれらの1眼レフカメラは、過渡期の時代を終えて、やっと気に入った1台を長く使えるようになったのかなぁと思う。ちなみにist−DLはペンタプリズムの他にも11点エリアのピント測距点がなくなって、スーパーインポーズ(ピントの合った位置を示すサイン)もなくなってしまった。となるとぐっとクローズアップされるのは、旧型のist−DSだ。505gが重いとは言えないので、価格のこなれたこちらをチョイスする方が賢明だと言えそうだ。

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