1980年12月9日(現地時間では8日)、ジョン・レノンは凶弾に倒れて他界してしまった。あれからも夥しい悲惨な事件や事故と共に、多くのアーティストが世を去ってしまった。その多くは忘れ去っていることが多いが、この日だけは妙に忘れがたい。1980年がニャンゴロにとって最も多感だった学生時代ということもあるだろう、どうしても毎年この日になるとジョン・レノンや学生時代のことがよみがえって来てしまう。
ちょうどこの頃になると、巷はクリスマス1色に染められる。何となく浮ついた、陽気な雰囲気は今でも大好き。でも、そんな楽しい空気に包まれる時に、12月9日が訪れて、ふとあれこれと思い出すことがある。
だいたいにおいて過去を振り返って思い出に浸ることは、さして日々の生活にプラスにはならないなぁと思っている。だから好んで過去をほじくり出すような(古い卒業アルバムを定期的に眺めるとか)ことはない。でも、知らぬ間に目の前に立ちはだかるように、1980年12月のことが頭の中を占領してしまう。おととし、kazeさんのことを書いた通り、当時学生だった僕の下宿に突然彼がやって来て、レノンの事件を告げた。それから僕たちは少し混乱して(たぶんkazeさんはすでに冷静になっていた)、夜を徹して勝手なことを言っていたのだ。
あれから確実に1年ずつが積み上げられて、時間だけは生きている。でも、どれだけ僕に変化があったと言うのだろう。不思議にレノンの事件はそのことを僕に語りかけてくる。僕が熱狂的なレノンファンでも、彼の生い立ちや思想に詳しいと言うわけでもないのに。

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