私も生まれて60年、憲法と共に生きてきた。
しかし、憲法のありがたみを感じないままに過ごしてきた。私の家庭がそのまま憲法であったからなのかもしれない。唯一つ、憲法が守られないまま好戦的な方向に徐々に徐々に軍国化に進んできたことだけは体感していた。それでも戦争に巻き込まれた経験はない。
私は兄弟が多く、食べ物を分け合う質素な家庭で育った。小学校の給食費が払えず、担任から速く持ってくるようにみんなの前でよく言われていた。それでもそんなことにクヨクヨしたことはなかった。それは毎日聞かされる母親からの戦争体験は給食費など問題にしなかったからだ。
母親は口癖のように、戦争時代の徴兵制と人殺し行為が朝鮮人差別と結び付いていたことを語った。戦争をすることが人を殺すことであり、差別を生み出すことだと言い続けていた。“もし徴兵制が敷かれても、お前達は軍隊にはやらないからね”が口癖であった。
そして、高度経済成長に乗って家族を食わせるためのがむしゃらな経済行動をし、気が付いたら60歳になっていた。そして、教育基本法が変えられ、防衛省ができあがり、憲法改正を堂々と公言する宰相が登場し、国民投票法案が国会を通過しようとしている。母親を心の奥にしまい込んだまま、ここまで来てしまった。
今になって、母親がよみがえってきた。母親や10歳年上の兄貴に連れられて、チャップリンの映画をよく見に行った。モダンタイムス、独裁者、ライムライト、街の灯、殺人狂時代。戦争を忌み嫌う母親を思い出し、ここに来るまで私は何をしてきたのかを問い始めている。
平和憲法を世界に発信し、自然環境を大事にし、人の心も大事にし、紛争解決に一切の武力を使わない仕組作りに向けて、世界の全ての国に「平和省」を作らせる運動が進んでいる。
ここに、
「きくちゆみのブログとポッドキャスト」の4月30日付け記事の全文を紹介する。
平和省地球会議。この9月、日本で開催! http://kikuchiyumi.blogspot.com
「日本ではまったくニュースになっていませんが、ネパールに平和・復興省という非暴力の紛争解決を担当する省ができました。そして、コスタリカに今提出されている法務平和省(平和法務省か?)は、まもなく可決する見通しです。
武力によらない紛争解決のためのリソースを提供する平和省、憲法9条を実践する平和省を日本にも創りたい!そんな思いの仲間たちが平和省プロジェクトを誕生させました。まだ生まれたてで、よちよち歩きではありますが、夢だけは大きいです。もし同じ夢が共有できたなら、あなたも参加してください。
意外なことに平和省の運動が一番盛り上がっているのは、アメリカ。ピースアライアンスというグループは、2004年(そして2008年も)の民主党の大統領候補を選ぶ大統領予備選挙に立候補したデニス・クシニッチ下院議員のキャンペーンから生まれました。彼の提唱する「平和・非暴力省」が戦争にはもううんざりした多くのアメリカ人の心を捉えたのです。
今や、ピースアライアンスは全米50州にコーディネーターを持ち、この2月の全米平和省会議にはなんと700人も集って、一斉にワシントンでロビイングをした影響力のある市民団体です。草の根直接民主主義を地でいくピースアライアンスには、学ぶべきものが沢山あります。
クシニッチはガンジーやキング牧師の夢を実現しようとしているアメリカ人で、真の世界平和を願い、彼の生命をかけて核兵器廃絶法案やチェイニー副大統領弾劾法案を米国議会に提出している勇気ある人。この弾劾法案の提出はCNNで大きく取り上げられましたが、日本ではまったくニュースになっていません。この件については別の機会に取り上げましょう。
上記の国々以外にも、ソロモンにはすでに和解平和局があり、ウガンダ、リベリア、カメルーン、ルーマニア、インド、スリランカ、フィリピン、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、スペイン、イタリア、オランダ、フランス、パレスチナ、イスラエルなどでも平和省設立を目指す市民運動が起きています。その世界各国の代表が年に一度集うのが「平和省地球会議」。
第3世界の代表の招聘はホスト国が中心となって渡航費や滞在費、参加費などを負担します。そのために1500万円を集めなくてはなりません。協力できる方は、平和省基金へ!
郵便振替: 平和省基金 00260-4-132393(HPで公表しますので匿名希望の方はその旨を明記)
第1回は2005年10月にロンドンで(第1回国際平和省会議、と称していた)、第2回は2006年6月にカナダで行われ、私も参加しこのブログで報告しました。そして第3回が、この日本で9月21日から10月3日(本会議は21−25日)まで開催されます。
第3回平和省地球会議に伴う一般公開のイベントの日程がやっと決まりました。コンサートやシンポジウムは誰でも参加できます。簡単なチラシを作りました。このあと本格的なチラシが完成したら、またお知らせしますね。とりあえず、興味のある人に予定を空けておいてほしいので、ここにアップします(PDF 204 KB)。
これらのイベントにボランティアスタッフとしてかかわってくれる人、平和省プロジェクトのメンバーになりたい人も募集しています。問合せはこちらへ。」
仕事も大事
でも、子どもや孫の世代を考えたら
それに、見も知らぬ地で今も多くの犠牲者が
それを見捨てて、自分の家庭と仕事だけでは
経済的貧困と心の貧困からも脱皮し
「平和省プロジェクト」と共に一歩踏みでよう
そこからもう一度学び直そう、平和について
身体も心もフィットしたら、
関係性を深めよう