「特定保健用食品」特保について
朝日新聞(11月14日)、
赤旗日曜版(11月15日)に掲載されていた。
双方ともエコナクッキングオイルの教訓が伝えられ、「効能があいまい」「過信は禁物」と言っている。私もその意見には賛成だ。
特に朝日新聞では早稲田大学特任教授の鈴木正成氏が「特保の廃止」を訴えている。なぜなのか。特保の許可を受けている商品は804品あるといわれ6000億円の市場といわれている。薬品の場合、市場に出るまではその薬効や副作用などを検証するために多くの時間をかけている。しかし食品は科学的根拠を検証する十分な環境が少ないと彼は言う。
しかし、企業にとっては6000億円の市場である。TVを始めとする裏づけのない大げさなコマーシャルが全国の視聴者を購買者にしていく。
私が担当する診療所の患者の中には「コレステロールのない油(コレステロール0)を使用している」という方が多く見受けられる。特定健康食品の油の殆どは表示の裏に「一日10g〜15g」使用と記載されている。
この量は私たちが通常伝えている量であり、まさにその量を使用していれば高い特定保健食品を使用しなくても良いのである。しかし、TVコマーシャルでは沢山の天ぷらを画面いっぱいに見せ、又「特保」油類のドレッシングをサラダにかける。その量の指定はない。どんなに使用しても「大丈夫」と言わんばかりである。そして一度使用するとそれを使用しないと不安になる人が多い。まるで麻薬のような効果だ。
又薬剤との飲み合わせも問題になる。食品業界は庶民の「健康志向」をターゲットにしてまさに「おいしい商売」をしながら庶民を「不健康」にしていく。
私たち庶民はそのキャンペーンに乗らないこと、だまされない事、信じないことが大事で、それを肝に銘じることが必要である。
なんて私たちの健康を商売に利用している企業の多いことか、“あなたのために”に乗せられない知識や情報を持たないと、とつくづく感じる。

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