日本フィルハーモニー交響楽団(指揮:高関健)による
バルトーク「管弦楽のための協奏曲」とプロコフィエフ「バレエ《シンデレラ》」(抜粋)が演奏された。ミューザ川崎シンフォニーホールに昼食を兼ねて夫婦で出かけた。
女房は普段からバルトーク、シェーンベルク、ストラヴィンスキー等の曲を奇妙な音・落ち着かない音として避けていたが、今回は夫孝行と思って付き合ってくれた。しかし、バルトーク「管弦楽のための協奏曲」に感激し、拍手を止めようとしなかった。そして、家に着くなり、この曲のCD(フリッツ・ライナー指揮、シカゴ交響楽団)をかけてあらためて感激していた。
ハンガリーの作曲家バルトーク(1881−1945)は、1940年に第二次大戦を避けてニューヨークに移り、ピアニストとしても活躍した。
健康を害していたが、当時ボストン交響楽団を率いていた指揮者セルゲイ・クーセヴィツキーが、自身の生誕70年と楽団のために作曲を依頼したところ、驚異的なスピードで「管弦楽のための協奏曲」を完成(1943)した。そして、1944年にカーネギーホールで初演された。
全体は5楽章に分かれ、各楽器が主演を競うものであった。この曲の生演奏を聴くのは初めてで、ピッチカートの多さに驚いた。第3楽章は戦争映画やニュースの背景によく用いられ、悲劇を表現したものである。そして、終曲の第5楽章の盛り上げはまさにオーケストラである。
この興奮を女房と共有できた嬉しさは久しぶりである。二人の
関係性は深まったと思える。

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