横浜でドキュメンタリー映画「蟻の兵隊」を見て、軍隊組織とそこで蹂躙されてきたきた兵隊、そしてその兵隊の中国(山西省)での残虐行為を背負いながら、元日本兵の大戦後の残留命令で痛手を負う老人に日本国家は何も詫びようとしない現状を知った。
luxemburgさんのブログ「とりあえず」を覗くたびに、この映画のタイトルとしっかり前を見つめるおじいさんの顔を見てきた。
luxemburgさんのブログ「とりあえず」
http://luxemburg.exblog.jp/
また、
さきさんのブログ「内申書制度廃止を求めます」から8月6日付け記事「8・15集会『平和のための準備』」に触発され、市民文化フォーラム主催の「『平和のための準備』PART3<抵抗>の文化をつくりだす」に参加した。そして、そこでの議論は勿論だが、この映画のチラシが気になっていた。
さきさんのブログ「内申書制度廃止を求めます」
http://blue.ap.teacup.com/paletoutseul/
「『蟻の兵隊』広がる上映」(朝日新聞11月23日付け神奈川版朝刊)の記事に直ぐ反応して、夫婦で映画館に駆けつけたのも、上記二者のブログが心に残っていたからである。
「奥村さん(82)は、終戦後も中国に残り、国民党軍に組み込まれる形で共産党軍と戦い続けた。9年後に帰国すると、軍籍は抹消され、軍人恩給も受け取れなかった。『残留は日本軍の命令だった』として同じ残留兵と国を訴えたが、最高裁は05年、上告を棄却した。映画は、国から見捨てられた兵隊が、真相を究明する姿を追っている」と紙上で解説している。
国との訴訟を通じて、戦争体験と侵略体験を赤裸々に明らかにし、戦争を実行する軍隊組織がピラミッド命令で成り立ち、そこから逃れられない軍人の姿を同時に描いている。
訴訟のための中国での資料収集しながら、中国人を殺した自分を告白する勇気とその時の反省を述べる。その中で、日本帝国軍隊の再興を指示されて終戦後も中国に残されたにもかかわらず、その時の指揮者は彼らを残し自分だけは名前を変えて日本に帰っていた事実を知り、軍隊ピラミッドの頂点部分は下部を裏切る非国民(裏切り者)であることも知る。
同時に、画面の中で、戦場だったフィリッピン・ルバング島から1974年に28年7ヶ月ぶりで小野田寛郎(陸軍少尉)は、帰国した。
靖国神社で小野田氏は右翼の集団の前で演説し拍手喝采を受けていた。そこに、奥村さんは彼に“侵略戦争であったことを認めないのか”と食ってかかる場面が映し出されていた。
戦争で海外出兵していた軍人たちは、戦争時の犯罪を胸に潜め、語る者、語らない者、それを隠し言い逃れる者様々である。
真実を語り、後世に戦争の真実を残そうとする奥村さんに拍手喝采である。
私の妻はポツンと“国の醜さ・汚さを見た”と。
是非、多くの人たちが見ることをお薦めします。全国上映の輪が広がっているそうです。私も輪が広がる
関係性をブログで持ちます。

0