(副題:Boys be suspicious.)
「温暖化 突然熱気」(朝日新聞1月28日付け朝刊)で、ダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)が地球温暖化問題に集中したことを伝えている。
01年に「京都議定書」から米国が離脱していた。そして、この会議直前にブッシュ大統領の一般教書演説で気候変動に立ち向かう姿勢を見せたこともこの会合の雰囲気を盛り上げた。「ハリケーンや竜巻、干ばつ、洪水、熱波、寒波。『変化』の背景にはここ数年、異常気象による自然災害が大規模化してきた現実がある」と。米の遅すぎる反応に冷めた意見も出ている。
「社説 温暖化を直視し持続可能な成長の道探れ」(日本経済新聞1月29日付け朝刊)は、上記のダボス会議の影響が色濃く出た記事である。
元世界銀行上級副総裁の「スターン報告書」は地球温暖化に新しい視座を与えているとして、日経はこの記事を書いている。この報告書は「温暖化への対策を取らない場合に世界が被る経済的損失が世界の国内総生産(GDP)の5〜20%に達するのに対し、温暖化防止に必要な対策コストは1%で済む」と。
そして、この「社説をこれから随時、掲載」するとしている。
日経記事の危うさは、環境を語りながら「成長」を意識しているところである。「成長」概念そのものが問題で、「経済格差」がなければマイナス「成長」で十分楽しく活力ある生活していける。この視点にどうしても立てない日経の置かれている大資本尊重の位置を感じる。
ここに、
(下−3)と(おわり−前)へのコメントを短く整理しまとめた。
una:アメリカは、一番の環境破壊=戦争と京都議定書にさえ批准せず、一番に反省して欲しい国ですね。
(unaさんのブログ「気の向くまま」
http://blue.ap.teacup.com/una3310/)
morichan:unaさん、アメリカは京都議定書の批准拒否をし、戦争経済にドップリ浸かっています。丸まる環境破壊者で、それを後押しする日本も。
ゲゲゲのイチロー:先日、ある方のブログで地球温暖化問題を取り上げられていらっしゃるのを拝見したところ、結論として温暖化回避は原子力利用だと結ばれていたので、驚いてその方にコメントしたのですが。
化石燃料における地球温暖化は深刻な問題であるが、それと原子力利用を、同レベルで語るのは危険だと、毒を制するのに毒を使用するようなものだと、短期な効果は得られても、地球丸という限られたスペースに共存している人類にとってどちらを選んでも滅亡への道だと書きました。
(ゲゲゲのイチローさんのブログ「石橋を叩いても渡らないかも?」
http://middlers.seesaa.net/)
morichan:これからの環境破壊が進む20〜30年を50〜60年に引き伸ばし、その間に代替エネルギーの研究をしなければならないでしょう。
それには、競争社会で無駄を多く作り多く消費する社会構造を変えることだと思います。一人一人の生活の中での努力と「格差」是正に向けた連帯がこの競争社会を変えることができると思います。
jun:私の住む雪国では今年は異常な暖かさです。ほとんど雪も降っていません。昨年のこれまた異常な大雪のときは、今頃4mを越えていたのに・・・。ここらあたりの人はここ数年の暖冬で結構楽に暮らしており、この程度の雪であってほしいと思っていたのですが、昨年の恐ろしい降りようと、今年の暖かさを経験すると、誰もが一種の不気味さを感じているのではないかと思います。
「これは普通ではない。地球がおかしくなっている。」と。
そしてまた老人世帯が増えると、雪を片付けるのに、どうしても灯油やら、電気やら余計消費せざるを得ないという現実もあります。高いところから見れば、とんでもない悪循環を繰り返していることになります。う〜ん、どうしましょ。
(junさんのブログ「もしもし 私です」
http://red.ap.teacup.com/tyoiba6/)
morichan:junさんのブログの「unlearnとunteach」が言い当てていると思います。
「老人世帯が増えると、雪を片付けるのに、どうしても灯油やら、電気やら余計消費せざるを得ないという現実もあります。高いところから見れば、とんでもない悪循環を繰り返していることになります」という矛盾を明かにしていることは“unlearn”という生活の中で“学びほぐす”ことをしている成果だと思います。
しかし、毎日の生活に追われ、考えることも学ぶことも拒否した人たちは“unlearn”をしていないのかも知れません。
この社会がここまでひどくなっても、自分たちがここまでしいたげられていても、“unlearn”の作業がないために、身近な政治や経済の「悪循環」に気が付かず、憲法の危機を作り出していると思います。
「う〜ん、どうしましょ」を皆で学びほぐしましょう。
千年虫:朝日新聞に掲載されている対策、間違いではないけどご都合主義。これから10年のヴィジョンを敢えて書いていないように取れます。ホントに分ってないだけかもしれませんが。一年ほど前に発表された基本的な論文を、昨年四月に自分のとこに転載していたのでリンクしておきます。
http://plaza.rakuten.co.jp/1000nenmusi/diary/200604120001/
http://plaza.rakuten.co.jp/1000nenmusi/diary/200604130000/
(千年虫さんのブログ「ゆうれい・くらやみ通信」
http://plaza.rakuten.co.jp/1000nenmusi/)
morichan:「石油の世紀と『石油ピーク』」の論文を有難う御座います。多分、これが実態であり、このように考える必要があると思います。「自然と共に生きる知恵を創造する」「まず無駄をしないこと,話題のゼロエミッションも,浪費社会と決別することが前提」「『マネー・効率優先,市場至上主義,勝者がすべてを取る、大量のゴミと共に人をも捨てる社会』は止めにしたい」は、まさに的を射ていると思います。
una:食糧問題ではないのですが、私もTBさせて頂きました^^;
先日、東京新聞の社説で、FTA容認論を見かけました。新聞社の方が世論をミスリードしてもらっては困りますよね。
morichan:FTAについては各新聞社は確かに容認しています。1対1の交渉は公平のような気がしますが、国内の工業と農・漁業の格差が進むことを意味しています。
問題はFTAが問題なのではなく、政府が農・漁業を無視して、大手の自動車等の輸出を推し進めようとする施策が問題なのだと思います。
政府の円安誘導や企業への税制優遇は全て工業製品の輸出主導を意識し、農・漁業の打撃だけでなく、円安によって高い輸入物を買わされる消費者がその分を補っています。
この総合的構造を把握しないでマスメディアは見かけの議論を推し進めていると思います。彼らも政府の回し者に見えます。どんなことも疑ってかかりましょう。
Boys be ambitious. をもじって
Boys be suspicious.(高校時代の英語の教師から教わりました)
新聞記事よりもコメント間議論の方が現実味があり、この
関係性こそ内容を深める可能性が大きいことを学んだ。しかし、不安がよぎる。この議論がブログ間だけに収まっていたらどうしよう、と。

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