2017/5/23

新たな利権を生むだけの教育国債・・・大学の学費無償化は愚策  時事/金融危機
  

■ 大学は余っている ■

新たな国家戦略のカギとして、大学の学費無償化を安倍政権が検討しているという情報が流れています。

アホです。

確かに教育費が家計を圧迫する一般の家庭では「大学がタダになったら助かるわー」と思われる方が多い。家計の事情で大学進学をあきらめていた優秀な学生が大学に行ける様になる事も悪くは有りません。

ただ、少子化の日本において大学は既に過剰であり、Fランクなどと呼ばれる下位の大学では定員割れの大学も増えています。その様な大学では、入試試験は形式化しており余程のバカで無い限り入学費さえ払えれば誰でも大学に行ける時代になっています。

この様な大学の卒業生を企業が採用するかと言えば・・・ノーです。

大学の名前は入試時の学力を表しますから、企業の採用担当は大学の名前で学生を篩に掛けます。履歴書に名前も知らない様な大学の名前を書くだけで逆に篩い落とされてしまいます。

そもそも大卒の学歴を必要とする仕事は少なく、その少ない採用枠を奪い合う為に大学院卒の資格が必要な時代に、名ばかり大学の学歴など何の役にも立ちません。


■ 企業の採用者は出身高校をチェックしている ■


実は企業の採用担当は応募者の出身高校の名前をチェックしているとか・・・。最近は推薦枠やAO入試など一般の入試試験以外の方法で大学に入学する学生も多く、大学の名前が能力のバロメーターになるとは限りません。大学院はむしろ「学歴ロンダリング」に使われている。

そこで、企業の採用担当は出身高校の名前をチェックします。上位の高校の競争率は高く、入試は優秀な生徒の選別の機能を果たしているからです。

■ 勉強なんて大して役に立たないが、頭の良し悪しは重要 ■

私は大学の勉強なんて大して役立たないと思っています。専門知識を使って仕事をしている人以外は大学で勉強した事どころか、高校で勉強した事だって忘れてしまった方がほとんどではないでしょうか?

しかし、有名高校、有名大学を卒業した人達(頭が良い人達)は要領が良く集中力も有りますから、概して仕事も出来る。さらに向上心も高いので「出世競争」というシステムの中で成果を求め、結果的に会社に貢献します。

■ ユニークなドイツの教育制度 ■

各国の高等教育への進学率のデータを見つけました。

韓国   92.8%
イギリス 66.1%
日本   57.6%
アメリカ 54.5%
フランス 41.0%
ドイツ  26.5%

ドイツの大学進学率が低いのが目を引きますが、ドイツの教育制度は日本と大きく異なります。

1) 小学校は4年制
2) 小学校を卒業した時点で大学進学コース(キムナジウム)に進むか決める

3) キムナジウム(9年制)は総合大学の入試資格を得る為のコース
4) 総合大学を卒業後は研究職や管理職に就ける
5) 大学資格試験(アビトゥーア)の受験資格が得られる

6) 中等実科学校&中等商科学校(6年制)
7) 卒業後は職業学校である「専門上級学校」や「専門大学(カレッジ)」に進学できる
8) 将来は総合職や事務職になる

9) 基礎学校(中学校)は5年制
10) 卒業後は職業訓練や見習いとして働き始める

ドイツでは4年制の小学校卒業時には将来の職業がほぼ決まります。勉強が嫌いでも何故か大学に行く日本とは大きく異なり、実にドイツらしい合理的な制度です。

■ 勉強嫌いな子供が勉強が出来る様になる訳が無い ■

「勉強嫌いな子供が勉強を出来る様になる訳が無い」・・・これ当たり前ですよね。多くの親が勉強嫌いな子供にあの手この手で勉強をさせようと必死ですが、だいたい無駄な努力に終わります。

私も勉強が嫌いでしたから、家で机に向かった事が在りません。特に数学と英語が苦手で、大学の数学のテストは、問題なんて無視して覚えてきた数式を書いて「勉強したんだけどね・・」とアピールしてました・・・。英語もヒドイもので、今でも英語で会話する時は7割日本語ですが、これでもナマジの英語よりも何故か通じるから不思議です。

そんな自分の経験があるので、長男の高校受験の時は中途半端な進学校を受験したかった息子の意思に反して、生活指導がしっかりしていて、部活に力を入れている高校を無理やり受験させました。結果的に息子は部活に励み、高校時代には将来の職業を決めていました。息子は今では私に感謝しています。

「大学ぐらい出ていないと・・・」という親の思い込みが、勉強嫌いの子供への無駄な投資を生み、結局は就職もせずにフリーターなどという結果を生み出しているのです。

■ 職業学校の道を歩み始めた大学 ■

卒業生が就職出来ないというのは下位の大学が共通に抱える問題です。そこで下位の大学は専門学校同様に職業学校の道を選び始めています。

高齢化で人手不足となる看護師や理学療法士の育成コースが人気ですが、それ以外でもある種の職業に特化したコースの新設が目立ちます。

これ、いわば大学の専門学校化であり、ならば大学と専門学校の違いは何?って感じになっています。

大学と専門学校の違いは「一般教養」が在るか無いかで、大学生は高校で勉強した事を再度学んだり、体育なんて授業の為にお金を余分に払っています。ならば、2年間の間に専門性を叩きこまれる専門学校を選んだ方が良い・・。(尤も看護師などは管理職になる為には大卒の資格が必要になっているみたいですね。)

■ 大卒に意味があるとするならば・・・ ■

大卒と高卒に違いが無いならば、多くの人にとって大学は不要となります。

ただ、実は社会に出ると大卒と高卒はずいぶんと違います。それは人との距離感と言うか接し方です。

私の経験では高卒の方は人との接し方が「ダイレクト」です。それに比べ大卒の方は相手との間に一定の距離を取る傾向が強い。

大学に入学する18歳という年齢は、子供が大人になる過渡期で、自我が固まって来る時期です。自分と他人の差を自覚しその距離感を調整する事を覚える時期に大学生というある種のモラトリアムの時期が在る事は決して悪い事ではありません。

学生同士の付き合いや、サークルの先輩後輩などの関係の中で、社会人としての人との付き合い方を自然に学んでゆきます。

一方、高卒で就職する場合、「未熟な大人」が大人の社会にいきなり放り込まれるので戸惑う事が多い。大人と彼らは対等ではありません。だから人間関係の調整を学ぶ事が難しい。命令するかされるか・・・結果的に「ダイレクト」な人間関係が職場を支配しています。

まあ、私が考えるに大学を出て役立った事って、この程度かな・・・。

■ 勉強嫌いは幼児教育で治せるのか? ■

世界的には大学教育より、幼児教育に注目が集まっています。

小学校就学以前の幼児の学習能力が非常に高い事は、森友学園の幼稚園児が教育勅語を暗唱している事でも分かります。

「脳の発達する時期に「学習」を植え付ければ、その後勉強嫌いになる事も無く、向学心旺盛な子供に育つ」というのが幼児教育が重視される理由で、教育コストに対する効果が高等教育に比べて高くなります。

確かにその通りなのですが・・・・個人的には「頭の良い悪いは先天的なものが占める割合が高い」と感じまています。

保育園児は幼児期に同世代の園児と過ごす時間が長く、幼稚園児の様に親と接する時間は短い。彼らは保育園では遊びに専念しているので、脳が発達する時期に勉強を詰め込まれる事が無い。

確かに保育園児は子供らしく、一方、幼稚園児は大人の様なもの言いの子供が目立ちます。しかし、息子や娘と同窓の保育園児達の進学高校を見ると、幼稚園児と大差は見出せません。

保育園でも利口だった子は優秀な学校に進学しています。不思議なのは、ちょっとボーとしていた子が意外に良い学校に行っていたりする事。こういったちょっとボーとして見える子は、実は頭の中で色々と思考を巡らしているのかも知れません。

一方、子供らしく大騒ぎしたり喧嘩したりしていた子は・・・そのまま成長していて・・・学力も程々・・・。(わが子2人はこの部類)

■ 利権の温床となるであろう教育 ■

話が逸れてしまいましたが、要は今の日本に必要なのはエリートであって、大卒という資格でな無いということ。

そんな事は文科省も政治家も十分に理解しているハズですが、何故か大学無償化などというバカな案が出て来ます。

その理由は、このまま少子化が進行し、親の所得格差が広がると大学進学者が激減しして、ほとんどの大学の経営が行き詰るからに他なりません。

文科省の天下り先の多くは大学です。ですから彼らは大学を作り続け、天下り先を確保しています。

一方、加計学園問題にも透ける様に、大学新設は政治家にとってもオイシイ。大学の新設は認可制ですから政治が介入し易い。さらには広いキャンバスの用地取得にも政治の介入するすき間があります。

そして、広大なキャンパスと様々な施設の建設には、多くの土木工事業者や建設会社が群がり、ここからもオイシイ汁が吸える・・。

財政がひっ迫する中で無駄な箱物や巨大なインフラ工事が少なくなる日本で、「教育」を言い訳にすれば2兆円の教育国債の発行だって国民は支持します。それが如何に無駄で、結局は文科省と政治家の利権を増やすだけの結果になったとしても・・・。


本当は優秀な学生を政府が援助するシステムを作るだけでイイのですが・・・平等を求める庶民が許さない・・・。

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2017/5/18

「怪文書」は何故出てくるのか・・・加計学園問題  時事/金融危機
 

■ 森友問題よりも深刻 ■

安倍総理の友人が経営する加計学園が愛媛県今治市に獣医学部を来年4月に新設する問題、特区の認定や文科省の認可に「忖度」があったのでは無いかと囁かれていました。

国家戦略特区制度を担当する内閣府が文科省に対し、「総理のご意向だと聞いている」と回答したとする内容の文書が飛び出して来て、マスコミ各社ももの問題を取り上げ始めています。

加計学園が獣医学部を今治市に設立する問題では、日本獣医学会も文科省も四国においては獣医学部は既に足りており、学部新設は認められないとの方針でした。しかし、国家戦略特区の制度を用いて半ば強引に学部新設を押し通したというのが今回の事件の根幹。

今治市は学部新設に当たり、約17万平方メートルの敷地を整備し学園に無償譲渡しました。これは森友学園なんて比べ物にならない事件に発展する可能性が有ります。

ネットや雑誌では以前から問題とされていた加計学園問題、とうとう「怪文書」まで飛び出して来て国民の多くが知る所となりました。

■ 「怪文書」が何故出て来るのか? ■

「怪文書」の出どころは多分文科省でしょう。

現在の日本は政府、正確には菅官房長官が官僚人事を握っている為、安倍内閣に不利になる文書が省庁内部からリークするのは不自然な事です。会議の出席者を当たれた、だいたい誰が作成したkメモか目星は付きますから、そんなリスクを冒してまでリークする官僚は普通に考えれば居ません。

では、「怪文書」が偽物かと言えば、多分本物でしょう。

「省内に保存されていた議事録を関係者以外の省内の誰かがリークした・・」こんな方法ならば、リーク者を特定する事は難しくなります。或いは関係者がリークしても、口裏を合わせて「俺じゃない」と言い張れば、誰がリークしたか分からなくなる・・。

ところで、リスクを冒してまで省内の文書がリークされる原因は何なのでしょうか・・・・陰謀論者としては、安倍総理が事件に関わっているかどうかよりも、こりらの方が気になります。

■ 安倍政権内部で権力闘争が起きている? ■

安倍政権を牛耳る実力者は二人とされていました。一人は閣僚人事や自民党内の閣僚人事を支配する菅内閣官房長官。

そしてもう一人は、安倍総理のブレーンを務める経産省出身の「今井 尚哉」内閣秘書官。今井秘書官は通産省時代はエネルギー問題を担当していまいした。今井氏の父親は医者でしたが、叔父は新日鉄会長から経団連会長を歴任した今井敬氏というサラブレット。

先日の日ロ首脳会談も今井氏が準備をしたものとの噂が流れていますが、北方領土返還にプーチンが合意出来なかったのは、土壇場になって外務省が米軍基地を北方四島に建設しないとは確約出来ないと言い出した為だとか?要は対米従属の外務省に今井氏は煮え湯を飲まされたらしい。

そんなこんなで、政権内の今井氏の力が弱まり、菅官房長官が政権を牛耳り始めた事を面白く思わない人たちが居るのではないか・・・。官僚の中にもそういう人達は居るはずです。

ロシアとの国交正常化を今井氏が仕切っていたとするならば、その目的はサハリンやシベリアの資源のはずで、エネルギー安全保障をアメリカに握られている現状を良く思っていない官僚達が背後に居るはずです。これを対米従属の連中が邪魔しているという対立構図となるのですが・・・。

■ 内部から瓦解が始まった安倍政権? ■

森友問題にしても、加計学園問題にしても本来ならば大手マスコミが報じる事が無かったであろう問題です。

それが大々的に報道され始めた裏には・・・安倍政権の官僚やメディアへの影響力が弱まっている、或いは安倍政権に揺さぶりを掛ける勢力が台頭している・・・そういう妄想がチラホラとネットに出始めました。盤石な政権が瓦解するのは内部からだと。

陰謀論者の私としては、メディアの支配者はアメリカだと妄想していますから、安倍政権を恫喝しているのは他ならぬアメリカのジャパンハンドラーだと考えます。

これがプーチンに接近した安倍総理へのお仕置きなのか、あるいは憲法改正への尻叩きなのかは・・・多分、ここ最近の安倍総理の改憲への前のめりの姿勢からは後者では無いかと・・。
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2017/5/15

このフレームを探していた・・・NEILPRYDE ZEPHYR  自転車/マラソン
 
■ 念願のフレームが手に入った ■

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GWの中日。ネットを徘徊していて念願のフレームを安く手に入れました。中古の美品が売られているのは以前から知っていましたし、何度もポチっとなしては買い物かごをキャンセルしていました。それが在庫一掃セールで半額の税込7万円(定価24万円)。躊躇無くポチっとなしてしまいました。

ただ・・・先日、ヤフオクで格安の3.5万円でIZALCO DONNAのフレームを買ったばかりですが・・・こちらは、ドナドナする予定。

■ NEILPRYDE はヨットのセール(帆)の世界的なメーカー ■

Nelprydeはニュージーランドに本拠地を置く自転車メーカー。(今年からイギリスに本拠地を移転)。

実は自転車に参入したのは2010年と比較的新しい。元々はヨットのNZ代表選手だったニール・プライド氏しが1970年にヨットのセールを作る為に興した会社。当時はグラスファイバーの出始めで、ニールプライドは世界最大のヨットのセールメーカーに成長します。1980年代からはウィンドサーフィンに注目し、やはり同時期に登場するカーボン素材にも着目します。そして、この分野では世界に君臨するトップ企業となります。

ルックやタイムが自転車用のカーボンパーツを開発する前からカーボンを扱い、その特性を熟知いしている企業ですが、創業者の息子が大の自転車ファンで、高いカーボン技術を自転車に転用しようと2010年に自転車部門を立ち上げます。

デビュー作のディアブロは後発メーカーとは思えない仕上がりで話題を集め、その後軽量モデルのビューラーSL、エアロモデルのアリーゼ(現ナザレ)とシリーズを増やしファンを広げました。

ニールプライドのバイクの特徴は、乗り味が素直で良く進む事。決して際立った個性を強調する訳では無く、全体としてのバランスが整っている(らしい)。

カーボン製品の先駆者としてカーボンの質には拘りがあり、東レのカーボンを使用しているので、他社に比べて品質に対するコストパフォーマンスも高い。

そのニールプライドが長距離用のバイクとして開発したのがZephyr(ゼファー)。とにかく、風によるセイルのしなりを推進力に換えるセイルの技術を応用したフレームは、「フレームをしならせながらペダリングの力を全て推進力に変換する」という不思議なバイク。

■ フレームの一部の強度を下げたエンデュランスバイクは「踏んだら負け」 ■

フレームの一部に柔軟性を持たせた長距離用のフレームは沢山あります。或いはカーボンの弾性(質)を下げてしなるフレームも在ります。私が先日組み立てたFOCUSのIZALCO DONNAもシートステイとチェーンステイを積極的にしならせて縦方向の柔軟性を高めたバイクです。

しかし、フレームの一部の強度を意図的に抑えたバイクは振動吸収性は高いのですが、強い力でペダリングするとフレームがパワーに負けます。入力がフレームの変形に浪費される傾向が在る様です。だから、「モッサリして進まないバイク」という印象を受けます。

ただこの手のバイクは上手く設計してあげると、しなりがペダリングをスムースにして少ない力で良く進みます。私が組んだIZALCO DONNAも女性用のフレームという事もあって、少ない力で信じられない位い良く進みました。平地だけなら100Kmの自己最速記録を叩き出しています。それも恐ろしく疲労感が少ない。フレームのシナリとペダリングのタイミングを合わせると、下り坂の様にペダルが勝手に回転して、脚が追い付かない感覚すらあります。ただ、ペダルの回転に脚を添えるだけ、そんなイメージでクルクルとペダルを回すと、力を入れずとも平地35km/h巡行が長時間、楽に出来てしまう・・。ただこれは平地と無風(追風)限定です。

上り坂や、向かい風ではどうしても力を入れるペダリングになりがちです。すると、DONNAは途端に進まなくなります。ただ、ペダリングの回転維持すれば、楽に坂道は登ってゆきます。速くはありませんが、相当に楽です。これは脚力の弱い人には有難い。ただ、ダンシングを多用する様な人にはストレスが溜まります。まさに「踏んだら負け」のフレームです。

■ 重いペダルを踏む快感!! ■

NeilprydeのZephyrは真逆のフレームで、ペダリングのフィーリングはズシリと重い。軽いギアーを掛けて発進してもペダルは重い。しかし、確実に進む。ペダリングの力を一旦フレームに蓄えて、をれをイーブンペースで放出し続ける感じがします。

だから、どんなガムシャラは踏み方をしても確実に推進力に変換されるし、どんな重さのペダルを踏んでも進む。これ不思議な感覚で、ギアーの選択に非常にルーズなフレームです。8速あれば問題無く進む。

それでいてフレームが柔らかでフニャフニャという訳では無く、芯が硬くて、振動もカドは取れても魔法の絨毯という感じではありません。

丁寧に回しても走るし、ガムシャラに踏んでも走る。これ、昔のガチガチカーボンのレモン1号君や、極太クロモリチューブのMTBのラレー君の乗り味に似ています。ただ、リアバックの作りが上手なので、どんなペダリングをしても確実に推進力に変わります。そして、後輪はペタリと地面に吸い付いている。

試走の日曜日はなんと小雨だったのですが、濡れた白線の上でも安心してペダリング出来ましたし、ウェットな下り坂でも後輪がスリップする事は有りませんでした。


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この走りを生むんが、多分、シートポストと一体化した様な形状の極細のシートステイ。しなやかに3次元的にカーブしながら、リアエンドにと繋がっています。


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そして、通常よりも1cm程、後ろにオフセットしたリアエンドが路面の振動を上手に逃がしてくれます。

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実は今回、こっそりとクランクをカンパの4アームにしてみました。これ、バットマンの武器みたいで、欲しかったんですよね。完全に自己満足の投資。

カンパのクランクは未だに以前の5アームが美しいという方が多いのですが、今回、5アームと4アームをフレームに付けてみて、4アームの姿を見た後に5アームに戻すと超ダサい。そこだけ時代遅れの感じ・・・。Zephyrはどちらかと言うとクラシカルな細身のフレームですが、細部の造形が複雑なので、4アームクランクの方がデザイン的なマッチングは高い。

■ 養老渓谷まで爆走した後に、ノンストップで鴨川に到着 ■

小雨なので、下りも平地もスリップ注意の安全運転ですが、それでも養老渓谷には27.4km/h(AV)で到着。途中、チーム練習の後ろに少し付きましたが、37km/hペースでトレインから離れて付いて行くのは50歳親父にはちょっと無理でした。

それでも、トレインからこぼれた人を拾いながら養老渓谷の到着して、そのまま清澄の登りに入っても脚が売り切れる事はありませんでした。

さらに、適当な調整での試走だったので、フロントがインナーに落ちないというオマケ付き。53tアウター縛りですが、意外と53t−27tでグイグイとダンシングで坂を登ってゆきます。さらには「ダンシングが売り切れない!!」。

そんなこんなで、ウェットな路面で下りを自制しながらも鴨川到着へは26.3km/h(AV)、ほぼ4時間で到着しました。何気に、下りも最速62.8km/h出てました。路面が乾いていた清澄の下りだと思います。フレームが細身の丸パイプなので、角のメガボリュームのIZALCO DONNAよりも空力が良い様です。


新しい自転車を組んで、初日の走行で雨でドロドロになりましたが・・・晴れの休日が楽しみです。
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2017/5/15

もう圧入BBは怖くない...PF30の外し方  自転車/マラソン
 

本日は自転車をご自分で組み立てる方には興味津々、それ以外の方には意味不明の記事。


■ 圧入BB ■

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昨今の自転車のBBは「圧入BB」なるパーツが使われています。

自転車フレームがカーボン化し、ペダリングの力を受け止めるBB周りの設計が自由になったので、キャノンデールがクランクシャフトを大口径化し、ベアリングも大口径化したBB30という規格を発表した事を皮切りに、各社で様々な規格のBBが乱立する状態になりました。

BB30を始めとする新手のBB群は、「圧入」という方法でフレームに固定されています。「圧入」とは読んで字のごとく、ベアリングをフレームに強い力で押し入れる事。

上の写真はシマノアダプターが取り付けられたPF30の写真ですが、カラー(出っ張り)から内側の部分がフレームに圧入されています。

圧入BBはネジ切りした金属管をカーボンフレームに接着する必要が無い為に軽量化に適しています。「一般的には製造工程の手間も減る」を言われていますが、フレームのBB部の真円度と寸法誤差がシビアな為、実際のフレームを観察するとカーボンを削って寸法調整した様な形跡もあって、一概に工程が簡略化する訳でも無さそうです。

BB30を始めとする圧入BBですが、「音鳴り」という致命的欠陥が在ります。カーボンフレームに強引に押し込んであるだけなので、強い力を掛けてペダリングしたりすると、フレームとBBの接合点が微妙にズレて「キシ、キシ」などという不快な音を発生させます。

あまりにトラブルが多いので、ピナレロなどは従来のネジ切り式のBBに戻している程。

■ PF30を外し工具を自作する ■

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フレームを自分で組み替える人にとっても圧入BBは厄介です。思い切りフレームに「はめ込まれ」ているBBを外さなければならないからです。

一般的には個人のユーザーの場合、棒の様な専用工具をBB内部に突っ込んで、片側ずつBBを叩き出します。ただ、カーボンのフレームは衝撃に弱く割れ易いので、この作業は心臓に悪い。

街の自転車屋さんに頼んでも、「フレームを壊す恐れがあるのでウチは出来ません」と断られるケースがほとんど。

そこでネットで検索すると、BB外し工具を自作している人たちが居る。私も自作に挑戦してみました。

上の写真がその自作工具ですが、材料は大きなホームセンターで入手可能です。

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上の図が自作工具の概略図と、PF30の外れる原理です。

BB30やPF30は、クランクシャフトの穴径よりもBB内径が大きいので、BBの内側にどうやって工具を入れるかが問題になります。

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普通は上の写真の様な市販工具で叩き出しますが、注目すべきは工具の先端です。横長の形状をしています。要はBBの穴径の細い部分を通してから、BB内部で横にする冶具を自作すれば良い訳です。

そこで、目を付けたのが外径24mmのステンレス製のM10ワッシャー。これを根気強くヤスリで削れば良いのでは。

かなり力が掛かるはずなので、アルミでは曲がってしまう可能性があります。そこでステンレスの厚さ3mmのワッシャーを使いますが、ステンレスは硬いので、普通の鉄などを削るヤスリでは歯が立ちません。

ステンレス用のヤスリを800円程度で購入し、さらに小型の万力を購入します。実は最初、手で押さえて削ってみたのですが、力が入らず上手く削れませんでした。さらには、手の皮を削ってしまいました・・。

こうして、何だかんだ言って、市販の叩き出し工具が買えるお金はかかりますが、1時間程、地道にゴリゴリ、ゴリゴリとやって出来上がったのが下の写真。

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後は上の図にある様にセットして、長ナットを締めこんでゆくと、ズリズリという手応えと共に、簡単に圧入BBが外れます。反対側も同じ手順ですが、今度は開口が大きいので外径24mmの丸いままのワッシャーを使う事も出来ます。

この自作工具のミソは、50mmの塩ビパイプ接手を使う所。パイプを切断する手間が掛かりません。これもホームセンターで簡単に手に入ります。


本日は、同じ悩みをい持つ自転車乗りさんに情報発信の記事でした。


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2017/5/11

通貨の信用・国家の信用・・・信用危機と戦争  時事/金融危機
 

何故だか等ブログの人気記事になっている「三橋貴明には気をつけろ・・・「日本はこんなもんじゃない」という幻想」へのコメントへの返信が長くなったので、そのまま記事にします。



■ 通貨発行益(シニョリッジ)と中央銀行 ■


通貨発行権はイギリスでは昔は国王の権利でしたが、当時は金兌換によって価値を担保していました。ところがロスチャイルドが当時の中央銀行に毎日大量の紙幣を金に交換しにやって来ました。とうとう音を上げた中央銀行は通貨発行権をロスチャイルドに与えたと言います・・。

通貨発行は紙切れを印刷するだけで金利が得られる笑いの止まらないビジネスでした。中央銀行制の根本には通貨発行益(シニョリッジ)が存在していました。

FRBは12の民間銀行が株主の完全なる民間銀行ですが、当然設立当時はその12の民間銀行が通貨発行益を分配していたのでしょう。日銀の株主は政府以外は秘密にされていますが、天皇家だとかイギリス王室だとかモルガンスタンレーの名前が噂では挙がります。

ただ、現代においてはアメリカでも日本でも中央銀行の経費を除いた利益は国庫に返納される様に法律で定められているので、通貨発行益を中央銀行の株主が独占しているとは考え難い。(配当という利益はあるかも知れませんが)

■ 統合政府という考え方 ■

昨今は「政府+日銀=統合政府」という捉え方が広がっていて、三橋氏の功績はこれを世に知らしめた事かと思います。日銀は政府の子会社なのだから、日銀に支払われる国債金利は国庫に返納され日銀購入分の国債金利は事実上ゼロになります。

これは事実上の「政府通貨」であり、現在の日本は正にその様な状況になっています。では、政府通貨の信用は何によって保障されるのか?これは国家の信用力によります。

■ 国家の信用とは? ■

国家の信用力とは何か・・・。私はこれを図るバロメーターは為替レートだと考えています。為替レートは経常収支の赤字が続けば下落しますし、財政赤字が急拡大する様な場合にも下落します。中長期的には通貨定量説は成り立つと思われるので、経済成長以上のペースで通貨を発行し続けると為替は当然下落します。

■ ゼロ金利下では金融政策の効果が阻害され、バブルを生み出す ■

「統合政府」という観点で国内だけ見れば「日銀は政府の子会社なのだから・・」という理論は成り立ち、「インフレが始まったら金利や税率を上げれば良い」となります。

しかし、現在の日本や世界の状況は「通貨を増刷しても物価が上がらず、金融市場や不動産市場に資金が流入する為にバブルが発生してしまう」という問題です。要はゼロ金利の元では、実体経済の投資リスクは金利に対して低すぎるので、資金は資産市場でバクチによって手っ取り早く金利を稼ぐ傾向が強まります。

昨年よりクルシトファー・スムス教授の「財政インフレ論」が注目を集めていますが、私は適度な財政インフレが発生する前に、資産市場のバブルが崩壊して世界経済はリーマンショック以上の被害を被ると予測しています。少なくとも2020年までにはバブルは崩壊するでしょう。現にトランプラリー以降の米株価はバブル状態が顕著です。

■ 世界的な国債の信用危機 ■

次なる世界経済の大崩壊が起きた時に問題になるのが「国債の信用問題」です。

リーマンショック以降、世界の中央銀行は狂った様に通貨を増刷して流動性を確保すると共に、不良債権を直接、或いは間接的に買い入れるなどしてこれらの債権の暴落を防ぎました。

この過程で大量の国債が発行された訳ですが、これは民間の負債が政府と中央銀行の負債に置き換わったと考える事が出来ます。では、次に危機が発生した時に同じスキームが使えるでしょうか?

私は次の金融危機に際して市場は「国債を売却する」という行為に出ると予測しています。リーマンショック以降、世界の国債金利は下がり過ぎています。これは言い方を変えれば「国債バブル」が発生している状況で、日本国債の値上がり率は世界最高です。これは世界経済の成長率の鈍化の裏返しではあるのですが、次の危機で国債をさらに大量発行する様な事態になれば、民間の金融機関や投資家はさすがに国債売却に走るでしょう。

こうして国債金利がポンと跳ね上がる事で、世界中で「国債の信用危機」が発生するのでは無いかと妄想しています。

■ 通貨の信用危機と戦争 ■


通貨、特に基軸通貨の信用が揺らぐ時には戦争が起こされるのは歴史が証明していると思われます。ニクソンショックは金兌換を突然停止したドルの信用を、オイルショックによって暴騰した原油価格によって支えました。中東戦争はその為に起こされたとも言えます。

第二次世界大戦はポンドからドルへ基軸通貨を移すセレモニーだったとも言えます。これは大英帝国の信用が支えていた基軸通貨ポンドの価値を失墜させ、より経済発展が望めるアメリカをハブにして世界経済をさらに拡大する為の戦争だった・・・。

まあ、陰謀論者の妄想に過ぎませんが、シムズ教授の財政インフレ論が持て囃される一方で、中東と東アジアで戦争の芽が膨らんでいる・・・これらの事象は無関係で無いと・・・陰謀論者の本能が囁きます。

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