今更ながらこのブログでは、どこにもパネトーネそのものについての説明がされていなかったことに気づきました。
Panettone (Panetone)
パネトーネとは、主にクリスマスに食されるドライフルーツ入りの甘いパンケーキのことです。パネトーネ菌と呼ばれる酵母を用いており、しっとり柔らかな生地と長持ちするのが特徴的です。
オリジナルはイタリア(16世紀ごろ)。ピザやスパゲッティ同様、イタリア移民がブラジルへもたらせた食文化のひとつとされています。イタリアの移民は19世紀からブラジルへ渡っているのですが、現在のようにケースにパッケージされたものが多く出回るようになったのは20世紀後半からです。
ブラジルのパネトーネにはドライフルーツ入りのトラディショナルなタイプから、ドライフルーツの代わりにチョコレート・チップを用いたもの、ゴイアバーダ(グアバを砂糖で煮詰めたもの)が入っているものなど様々な種類があります。日本にはトラディショナルタイプと、チョコレート入りのタイプが2定番として入ってきています。
ブラジルで最も売れているとされるのは、Bauduccoのパネトーネ。オフィシャルサイトを見ると、1965年には紙製のパッケージでパネトーネを売り出していたようで、ショコトーネ(チョコチップ入りのパネトーネ)の発売は1978年となっています。
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Bauducco
1952年にイタリア移民のカルロ・バウドゥッコがサンパウロで創設した(創設といっても当時はケーキやお菓子を売る小さなお店だったそうですが)いまやブラジル代表するお菓子メーカーです。
バウドゥッコのパネトーネはつとに有名でブラジルではクリスマスの定番のひとつ。欧米やラテンアメリカ諸国にも輸出されていますが、日本は米国に継いで重要なマーケットと目されているのだとか。厳選された素材を用いて作る伝統のパネトーネは日本の方にもぜひおすすめします。
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Visconti
ヴィスコンチは、ブラジルではバウドゥッコに続くパネトーネのブランドと見なされています。当店でも年を追うごとに人気が高まってきている感があります。
1962年にやはりサンパウロで、パネトーネやミラノ風のケーキを作る会社としてスタートしています。こちらも欧米、ラテンアメリカ諸国に輸出されています。もちろん日本の方にもおすすめです。
入荷してくるもののうち珍しいところでは、お菓子のブリガデイロを模したパネトーネがあります。
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ちなみにBauduccoとViscontiは2004年にPandurata Alimentos という会社のブランドとなっているので、取扱商品やパッケージングなど兄弟ブランドのように似ている部分があります。
パネトーネは年末近くになると、当店だけでも3桁の単位のケース数が入荷してきます。日本に住むブラジルの人にとってもクリスマスには欠かせないものです。というか、クリスマス前に何回か食べている向きも珍しくはありません。年末からの季節限定品ですが、クリスマスツリーが新年にも飾ってあるお国柄か、お正月に入っても普通に販売していますし、引き合いもあります。
ブラジルコーヒー、マテ茶などとも相性抜群です。毎年必ず日本の方からもご注文をいただいています。丸ごと入っているので好きな大きさに切り分けます。残ったら袋を閉じて保管しておけば、パネトーネ菌のおかげかそんなに乾燥しません。ブラジルのお菓子にしては甘さ控えめなところ(トラディショナルは、です)も好印象です。
ところで、うちの奥さんとお付き合いさせてもらうようになったきっかけも、何を隠そうパネトーネでした。毎年パネトーネが入荷してくるとそんなことも思い出されるのでした。
長々と記した上に、唐突に個人的思い出。しばらくぶりなので、よく分からなくなっています。