教科書学習と並行して使える網羅系参考書。レベルは妥当、最大公約数的構成
「黄チャート」(数研出版)
【評価】※1〜10の10段階評価
−総合:6
−学校の授業と並行して使う:6
−淡々と問題演習がしたい中級者:6
−独学の初学者:3
現課程版から導入がコンパクトになり、12年度からの新課程版でも同じ傾向が続く。丁寧な導入の「白」、骨太の「青」の間に挟まれ、イマイチ立ち位置がはっきりしない、「別冊解答が分厚い例題集」というイメージで、まったくの初学者・独学者には使いづらそう。一応、レベル・目的別にどの問題を選んで演習すれば良いかを示した「停車駅表示」のようなまとめが章トビラにあったりと、学校採用向けの参考書の最大公約数的な構成と言えば聞こえが良いのかもしれない。
12年度からの新課程版では、例題の問題番号と下の「PRACTICE」の番号が同じになったほか、「PRACTICE」の問題で一部数値が大きいなどの理由で取り組みづらかったものがより平易なものに差し替えられたりといったマイナーチェンジが施されている。
【基礎知識】
正式名称は「チャート式 解法と演習」だが、一般には黄チャートと呼ばれているので当レビューではこちらの呼称を用いている。
レベルが高すぎない、いわゆる中級者向けの網羅系参考書の定番として幅広く使われている。教科書の節末・章末レベルまでの例題と類題が中心で、章末にはやや難しい問題も収録されているが、ここまでやれば中堅私大・センターレベルに一定の見通しができる。また、速習したい人がどの問題を選んでやればよいかを示す、電車の停車駅表示のような一覧が章ごとにあり、これを参考にすることもできる。
【リンク】
$ 新課程(12年4月から)
$ 新課程対応「完成ノートパック」T+A(問題文が最録された書き込み式ノート)
$ 改訂版(現課程版:12年4月現在U+Bはこちらが最新)
$ 改訂版対応「完成ノートパック」T+A
※09年2月25日執筆分などをもとに再構成