「メルマガ【志望大学に必ず受かる数学参考書の選び方】10-08-22-1」
数学参考書の処方箋
□彷徨うフェイトさんからのご質問
東大理T志望の、塾に通っていない開成高3年生です。
夏休み以降は、苦手な英語と遅れている物理・化学を中心に組み立てたいと考えているので、数学にあまり時間をかけられない状況です。
数T・A・U・Bは、「赤チャート」(数研出版)の例題とその次に「新数学スタンダード演習」(東京出版)を、数V・Cは、「1対1対応の演習」(東京出版)の例題のみを、それぞれ解き直しを含めておよそ2回通りやりました(「新数学スタンダード演習」はセンター対策として総復習しようと思います)。
今後、何をやれば少ない時間で最大の効果(合格者平均点程度の得点が目標)が上げられますか?候補としては「新数学演習」(東京出版)のAとBとC?の問題か、「やさしい理系数学」(河合出版)か、「ハイレベル理系数学」(河合出版)のどれかと考えていましたが、「東大数学で1点でも多く取る方法」理系編(東京出版)を「入試の軌跡」(東京出版)などの過去問集を参考にしながらやるというのはどうでしょうか。また、得意分野は「ハイレベル理系数学」を使用して、苦手分野は「やさしい理系数学」を使用する手もあるのでしょうか?
アドバイスをいただけたらと思います。よろしくお願い致します。
□彷徨うフェイトさんへの回答
なるほど、さすが首都圏の私学の生徒さん、情報収集もよくしていらっしゃって、どのレベルをどの程度やればよいか、大まかな方向性もすでに頭にあるようです。心強いですね。
でも今は、ここまで調子良くやってきたのが少し一段落し、逆に情報過多のような状況に陥ってらっしゃるのかも知れません。こういう時によく言うのが「優先順位」です。ある程度自分なりの根拠でいいからやる順を決めて順位の高いものに集中し、低いものは最悪サッと「なでる」程度になってしまっても気にせず次の段階へ進んでしまってください。どのみち時期が迫ってきたら、センター対策ならセンター対策を始めないといけなくなりますからね。
具体的には、まずは過去問レベルへの橋渡しとなる
○「やさしい理系数学」(河合出版)
→
http://green.ap.teacup.com/reviewermizuno/150.html
を、例題だけは完璧に、残りの「演習」も含めて8割以上の問題の解法を理解するところまで(今からだと9月にずれこむかも知れませんが)時間をかけ集中してやってください。そのあと、「やさしい」の解説が合っていると思ったら「ハイレベル理系」を優先すればいいし、問題が全般的に古いのを気にしないなら「新数学演習」(東京出版)、それこそ根拠は何でもいいのですが、選んだ本の問題を解いていくのと並行して
○「東大数学で1点でも多く取る方法」(東京出版)
→
http://green.ap.teacup.com/reviewermizuno/1021.html
を読み物的に使って過去問演習のための導入とし、模試の過去問などを利用して時期を見ながら過去問演習に入っていくという流れでどうでしょうか。
使う教材を切り替えるポイントの作り方はいろいろあるのですが、例えば「何周した」という言い方をよくしますよね、それに自身の感覚でとらえた理解度、はたまた時期的なことなど、様々な要素がからんできます。他教科も含めて、どこで見切るかという基準を決めてそれ以上にダラダラやらないことが、おっしゃる「効率」ということにもつながってくるのだと思います。では、目標に向かって頑張りましょう。
