「メルマガ【志望大学に必ず受かる数学参考書の選び方】10-12-26-2」
数学参考書の処方箋
□闘魂G党さんからのご質問
中高一貫校に通う高1の者です。受験まで後2年ほどありますが、最近あと2年しかないと思うようになってきて焦りを感じております。
僕は京都大経済学部志望です。やはり文系といえども、数学が軸になってくると考えています。中学で相当、仲間に差をつけられたと痛感しています。でも過去は変えられないけど、未来は変えられるので、後ろを見ずに前だけを見つめて合格を勝ち取りたいと思っています。そこで、数学の勉強方法について質問させていただきます。
僕は模試も相当悪く、この先が不安で仕方ありません。やはり、数学を基礎からと言えば、「青チャート」(数研出版)が適しているのでしょうか。数学を2年間でしっかり自分のものにしたいので数学の勉強方法ほか、水野先生のアドバイス等いただけたら光栄です。2次関数すら完璧でない僕は、まずどのようにしていけばいいのか教えていただきたいです。
巨人の育成選手のように死に物狂いで頑張って数学力を身につけ、そして1軍のマウンドにあがり、エースとして活躍したいです(笑)・・・返答の方、お願いいたします。
□闘魂G党さんへの回答
「巨人ファンを助けた」と言うと、筆者の友人の阪神ファンから裏切り者扱いされるのではないかと心配しておりますが・・・いや冗談です(笑)。もちろんまだ2年あるわけですから、前向きに考えていきましょう。
まず手持ちの参考書「青チャート」ですが、よほどやる気があればですけれどこの本を重要例題あたりまでしっかりやるだけでも(文系学部でしたら)如何に京大といえども足を引っ張らない程度には力がつくはずです。ただ、闘魂G党さんがそれにイマイチ踏み切れないのは、あなた自身の問題に加え、本自体も見た目的に分量が多く、とっつきにくいと感じているからでしょう。それでも、今のもやもやした状況からはいつか抜け出さないといけませんから、それに気づかれたのが早くて良かったのではないでしょうか。
とりあえず、「青チャート」は学校の課題で出たりしたときにその都度学習するような使い方にとどめておきましょう。その際、ただ何となくやるのでなく、今の時点で身につけておくべき基本事項・解法はこの程度なんだという基準を意識しながらやることが大事です。そして、自学自習に関しては、まずは1つか2つの分野に絞って今までに習った(はずの)レベルの問題が確実に解けるようにしていきます。こういった場合、いきなり「青チャート」だときついですから、(ちょうど別の生徒さんにも似たことを言いましたが)傍用問題集で重要な問題・差がつくが集まっているページ、例えば「B」の「*」印の付いた箇所だけを拾ってやっていきながら、詰まったら周りの問題も含めてやり直すということを続けてみましょう。年度末から高2の初めにかけて模試もあるでしょうから、そこを目標にして頑張ってください。
もし、どうしても別の本でやりたいなら、
○「合格(うか)る計算」数学T・A・U・B(文英堂)
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http://green.ap.teacup.com/reviewermizuno/877.html
という本があるのでお薦めしておきます。計算を通じて基本事項を見直し、より深めていくという内容になっていて、単なる計算問題集を超えた解説は読みごたえがあります。この本も分量的にはやや多いのですが、勉強しているはずなのにイマイチ力がつかない、そんな分野を、いわば「目先を変えて」復習するきっかけになる本だと思います。
少々余談になりますが、何気ない問題を解くのにも実はそれぞれにちょっとしたコツがあって、数学の得意な仲間たちは普段の授業からそういうポイントも知らず知らずのうちに学んでいけるが、受身の学習どまりの人は(同じ授業を受けていても)そこが「抜けた」ままで次に進むから、そういったことが蓄積されて理解度や応用力の差ができる・・・筆者もそういう考えの持ち主です。「合格る〜」に書かれている内容は、本当にやりたい(やらなきゃ)と思って取り組まないと身につきづらいものが多く、筆者自身も一貫校にいましたが特に中3から高1にかけて苦労したものです。こういった部分にスポットを当てた参考書や問題集も、今はその気になって探せば見つかります。このような環境で学習できる皆さんは、本当に恵まれていると思います。
