「インプットとアウトプット(学習サイクルを常に意識しよう)」
参考書の選び方・使い方
「数学参考書の基本ライン」についてこちらにまとめてありますが(→
http://green.ap.teacup.com/reviewermizuno/202.html)、これを読んでいただければ、目標レベルまでの学習段階はいくつかに分けて考えることができ、それぞれに定番、もしくは良書と呼ばれる参考書が概ね出揃っていることがお分かりいただけると思います。
今回は、その中から具体的にどれを選べばいいかについてもう少し考えてみることにします。
たとえば、入試基礎レベルにメドがついてより実戦に近い内容に入っていきたい(応用)生徒さんがいるとします。このレベルの生徒さんに筆者がよく薦める本としては
○「青チャート」(数研出版)
○「大学への数学 1対1対応の演習」(東京出版)
○「理系数学 入試の核心」標準編(Z会出版)
などがありますが、どれが良い本ですかという質問に絶対的な答えを出すことができません。生徒さんが今何をすべきなのかによって、適した教材も当然変わってくるからです。
非常に大雑把なとらえかたですが、学習を
$ 1:問題の解法に触れること(入力/インプット)
$ 2:習得した解法を使うこと(出力/アウトプット)
の繰り返しと考えて、前者には講義調参考書や総合(網羅系)参考書、後者には問題集や演習書を主に用いるというふうに考えるだけでも、目的に合った参考書をずいぶんと絞り込むことができます。
さらに、インプット用の本にそれと同じか少し上のアウトプット用の本とを次のようにペアにすることで、実際の学習の道筋が非常にわかりやすくなります。
$ 入力(導入):「高校これでわかる数学」(文英堂)
$ 出力(基礎):「カルキュール」(駿台文庫)
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$ 入力(基礎):「シグマトライ」(文英堂)
$ 出力(確認):「チェック&リピート」(Z会出版)
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$ 入力(応用):「青チャート」(数研出版)
$ 出力(応用):「1対1対応の演習」(東京出版)
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$ 入力(実戦):「やさしい理系数学」(河合出版)
$ 入力(難関):「東大の理系数学25ヵ年」(教学社)
食事と同じで、学習にもバランスと変化が必要です。肉、野菜、穀物。前菜、メイン、デザート。与えられたものをしっかりこなしながらも、常に変化を求め、楽しみながら成果をあげてもらいたいものです。