「’06文化祭(その1)〜ロボット講座・展示と実演〜」
ロボット講座 2006-2008
文化祭当日。
午前中は「ロボット講座」の催しを中心に、うまく進行しているかどうか、ちょこちょこ顔を出しにいきました。
会場となっている教室の外はこんな感じ。ホワイトボードに案内と大まかな予定が書いてあります。いつも授業を行うコンピュータ教室は今日は控え室になっていて、彼らはロボットを持って2つの教室を往復することになります。ボードに書いてあるのは、班別のコア実演時間帯ですが、それ以外の時間帯にもなるべく会場に顔を出すようにと約束しました。見に来た人たちをいかにもてなすか。自分たちのロボットの動作や作り方、プログラムなどの説明をすることも勉強になるからです。班ごとのチームワークも問われました。
教室は、生徒たちの作ったロボットであふれています(本当は、自分たちのロボットなんだからきちんと管理をして欲しいのだけれど・・・)。これは障害物競走に参加したロボットたち。障害物の置かれたコースを走り、完走できるまでのタイムを競います。
奥に見えるのがライントレースのフィールド。年度の初めに皆にロボットの動作を見せるために私が作ったものですが、プラダン(プラスチック段ボール)という素材で、ビニールテープを張り替えれば何度でもコースが作れ、なおかつ軽くて持ち運びやすいものをたまたま見つけたのです。ライントレースの仕組みを説明したり、自分たちの作ったロボットを走らせたり、来た人たちも生徒たち自身も喜んでやっていました。
ついでに、障害物競走のコースにもテープを貼り、その上を走らせてもらうことになりました。スピードはそれなりに出るけれど何回か障害物にぶつかって向きを変えないとゴールできないロボットと、コースを読みながらだから遅いけれど絶対に障害物にぶつからずに確実にゴールを目指すロボット。たとえるならウサギとカメですね。・・・さあ、どちらが速かったのでしょうか??
また、今回は生徒がお客さんに参加してもらう実演も考えてくれました。写真は「野球盤」と「サッカー」(PK戦)です。あともう1つ、参加型ではないのですがレゴ・マインドストームNXTを使った「ゴルフ」の実演もやりました。準備日の日記にも写真があるので、詳しくはそちらも参照してください。
まず野球盤は、障害物競走のロボットが使っていたタッチセンサーをコントローラーのように使い、転がしたボールを打ち返すというものです。本来は車輪型のロボットを作るためのキットですが、こんなふうにも使えるんだという自由度の高さを示す良い材料になりました。将来的には、ボールを自動で打ち返すロボットなども作ってみたいと言っています。生徒がメガホンを持っていますが、これは来た人により楽しんでもらうためのアイテム。ちなみに、これはあとで聞いたのですが、ちょうど同じ日に勤務校の硬式野球部は近畿大会の準決勝を戦い、見事勝利をおさめたようです。春の選抜でも、このメガホンが活躍することになりそうです。
サッカー(PK戦)は、操縦型のロボットと自律型のロボットを用意して2台で試合をさせていました。キーパーのロボットは前面に赤外線センサーを2個付けてあって、その数値の大小によって左右に動くようになっています。このキーパー、なかなか良い反応を見せていたようで、かなり強いシュートをゴールの隅を狙って打たないと、点は入りません。ただし、このような「カニ歩き式」のキーパーは、あまりにも簡単なため本場「ロボカップジュニア」のサッカーチャレンジでは禁じられているそうです。厳しいですね。実はこのあと、キーパー側のロボットが不調に陥ってしまい、やはり年度初めのデモ用に使った操縦型のロボットを急遽貸し出して対応しました。
不調の話が出ましたが、他の班でも大なり小なり本番中もしくは本番直前に同じようなトラブルに見舞われていたようです。こういったときに問われるのが、各班のチームワークだったと思います。全員のロボットを競技・実演に出す必要はないよと言っておいたのは、万が一のときに部品の貸し借りで対応できるようにという意図もあったのですが、実際にそうしているところもあったようです。問題は必ず起こるもの。それらにどう対応してゆけばよいかということを、彼らなりに学習できたでしょうか。これは今後の課題ですね。
(
その2に続く)