恒例となりつつある、ロケット研究部の考査最終日放課後の活動。おりしも、いつもの「クリエイションコア東大阪」にて、地元の企業が中心となって作った小型人工衛星「SOHLA-1」(まいど1号)の実機が展示されており、今回はこれを見学させていただくのを目玉に部員を集めました。
部員を乗せた自家用車でコアに到着ののち、荻本先生のご案内で人工衛星が展示してある部屋へ向かいます。ちょうど、一般のかたもビデオカメラ片手に展示を見に来られていて、このプロジェクトの注目度の高さが伺えました。
ガラスケースに入っていますが、・・・まぎれもなく人工衛星。大阪大学による雷発生観測装置をはじめとする様々な機器が内臓されており、ここまで来るのには年単位で非常に長い時間がかかっているそうです。さらに、これからも様々な試験をパスしなければならないそうですが、そのあと、HUAロケットに何か大きい衛星と「相乗り」させてもらって、宇宙へと飛び立つことになります。
ところで、写真で言うと右奥に同じようなものがもう1台あるのが見えるでしょうか。こちらは、左の実機とよく似ていますが、その前に作られたもので、熱伝導の実験のために作られたモデルです。
空気のない宇宙空間では、太陽の光が強く当たって熱が発生し、また当たっているところと当たっていないところの温度差が大変なものになります。また、内部の機器で発生する熱を効率よく逃がすために、内部の機器と外枠とを電気的につながった状態にするとか、熱を放射させるために機器を黒い箱に入れるとか、説明しきれないほどさまざまな工夫が必要になるそうです。で発生したする様子、その伝わり方を調べるためにこういった「モデル」を作り、高真空の実験室で長時間にわたる試験をします。
私自身も初めて知ったことなのですが、人工衛星というと、必ずといってついている、あの「アルミ箔のような金色のビラビラ」があります。確かにアルミなのですが、台所用品のアルミ箔とは違って特殊な素材が何層か重なっており、太陽からの光を反射しながら内部の熱も外に逃がせるようになっているのだそうです。その「ビラビラ」の大きさや場所も本当にこれでいいのか。コンピュータの上でシミュレーションもするのでしょうが、やはり基本は実験に実験を重ねることなのだそうです。1つのものを作るのは大変なことなのだと、改めて痛感させられました。
これ以外にも、宇宙開発に関わるいろいろなお話をいただきましたが、それぞれの部分が何をするところなのか、そこにどんな工夫があるのか、実際に説明を聞きながら見ると、理解度も興味もまったく違ってきます。
さてこのあと、いつも作業をさせていただくオフィスに戻り、工具などお借りして水ロケット製作の続きをやったりしたのですが、そちらはうまくいかないこと続き。
やはり、あれもこれも一度にと欲張りすぎない方が良いようです。
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http://www.narinari.com/Nd/2006116730.html
【注】
現時点での、この人工衛星の名称は「SOHLA-1」。打ち上げが成功し、東大阪発の人工衛星として認められた時点で「まいど1号」となるんだそうです。