「カルキュール[基礎力・計算力アップ問題集]数学T・A/U・B/V・C(駿台文庫)」
改めて定番書レビュー
分量も多すぎず取り組みやすい計算力養成用問題集。V・Cは特におすすめ
「カルキュール[基礎力・計算力アップ問題集]」数学T・A/U・B/V・C(駿台文庫)
【評価】1〜10の10段階
総合:7(V・Cは9)
傍用問題集の復習の代わり:9
この本だけで基礎固めをする:4
旧課程版から当レビューで高く評価していた計算練習用問題集の新課程版。教科書レベル、入試基礎レベルの計算練習がまんべんなくでき、分量も多すぎないので他書との併用もたやすい。
問題文が別冊となり取り外せるスタイルで、本のほとんどは「解答」。用途を考え、計算課程を副文入りで丁寧に書かれているのがよい。数学Vの極限や微積分計算、また確率やベクトルなどの分野は網羅系参考書の例題と類題だけでは練習量が不足する。かといって傍用問題集を1からやるのも効率が悪い。そういったあたりを補うのに適したシリーズである。数学V・Cを独学で勉強する人には特にありがたい本ではないだろうか。
目安として、「基本問題」はすべて間違えず、また時間も意識して解けるようになりたい。「標準問題」になるとやや重たいもの・目新しいものも含まれるが、類題を他書で確認するなどしながら、教科書学習時に解けなかったものにだけ取り組むなど工夫し、トータルで8割以上の問題が解けるようになること。
本のコンセプトを考えると仕方のないことだが、たとえば数列分野の漸化式のパターンの数が少ないなど、網羅的な学習には向かない面もある。「これだけは」という問題に絞って反復練習させる本ということを意識して使うようにし、多くのパターンに触れる学習は他書で行うこと。
【基礎知識】
旧課程時代から発売されていた、計算練習用に特化された問題集。本冊が解答編で問題編は別冊になるが、前者が分厚く、さらに解答には注釈(副文)がついていて理解の助けになる。
収録問題は「基本問題」と「標準問題」に分かれていて、前者は教科書の本文レベル、後者は教科書章末〜入試基礎レベル。見開き2ページで1つの小分野を扱っていて、問題は主要なタイプに絞って収録されている。
※05年6月19日「徒然レビュー」執筆分等をもとに再構成
投稿者: 水野 健太郎(理事会)
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