筆者は、参考書・問題集選びは個々人の状況次第だといつも言っていますが、それは、皆さんにはそれぞれに「与えられた学習環境」があり、それに依存して最良の自学自習の方法も決まってゆくからです。
学校や予備校での授業が受けられず独学でやる人には、授業を受けるように読める本で導入をする必要がありますが、学校や予備校の授業を受けながら何かプラスしたい人も、今の自分に足りないものは何かを考えましょう。それがおのずと
*** 参考書で補いたいもの
につながってくるからです。
1)基本的なパターンの繰り返しが中心の授業を受けていれば、出来る範囲で応用的・発展的な内容に触れるべきでしょう。
2)関連事項・研究といったマニアックな内容に傾きがちで基礎がおろそかになっていれば、網羅的な学習が必要です。
3)短い時間にあれもこれも扱うような「欲張りな」授業に対しては、ポイントを絞ってそこだけでも確実に理解するよう努めなくてはなりません。
4)いくつかの代表的な解法・問題は授業で扱うが、課題が多く出て困るというのであれば、解法辞書のような本や読みやすい解説書のたぐいが欲しくなるでしょうね。
5)先生が好きだから頑張っている、なんて人もいるでしょうが、最終的に皆さんの学習を評価するのは知らない人ですから、そういったことも意識しておく必要があると思います。
・・・なんだか「しりとり」をしているみたいですが、あえてこんな書き方をしたのは、どんな環境にある人にも補うべきものが必ずあるということを言いたかったからです。幸い、今は市販されている本だけでも実にいろいろな参考書・問題集があります。
初学者向け、一般の高校生・受験生向けのものから「これ解ける人いるの?」と思いたくなる難しいものまで。また重要ポイントが少ない問題数で頭に入るものもあれば、瑣末な問題まで網羅しきった分厚い本もあります。言葉を尽くして解説されていて、あやふやになりがちな内容がストンと胸に落ちるように理解できる本も多くなりました。あと、書籍ではありませんが通信添削などを利用すれば自分の答案が客観的に評価される機会も持つことができます。
・・・とにかく善は急げ。
受験を本格的に意識しはじめた皆さんは、いつでもかまいませんから、ぜひいちど書店の参考書コーナーに足を運んでみてください。今すぐ買う本はなくとも、どのような参考書があるのか、パラパラと見ておくだけでもかまいませんが、「この程度の問題が解けないといけないんだなあ」と分かれば儲けものですからね。