「マーク式基礎問題集 数学T・A/U・B(/各[1問1わざ])(河合出版)」
徒然レビュー
解説が丁寧で取り組みやすい。いかにも河合らしい定番シリーズ
「マーク式基礎問題集」数学T・A/U・B(/各[1問1わざ])(河合出版)
センター試験、私大入試に向けた基礎固め用に定番となっているシリーズの新課程版。収録問題のレベルが適切である点と、解説部分の紙面が非常に見やすく機能面でも優れているのが最大の特徴。もとは2冊だったが、より易しく解答時間の短い問題ばかり収録された「1問1わざ」が前課程時代から追加で発売され、新課程版もひきつづき計4冊のシリーズ構成となっている。
レベル的には、「T・A」「U・B」がいわゆる網羅系の例題レベルを終えた程度の人の確認用、「T・A[1問1わざ]」「U・B[1問1わざ]」はその前段階、つまり教科書の問・練習レベルで止まっている人のウォーミングアップ用。私大志望者を中心に後者の層が増えているであろうこと、この層の生徒さんの多くが「センター利用」を視野に入れるであろうことを考えると、この2冊が追加された意義は大きい(以前は予備校の前期のテキストの収録問題が先発の2冊のような問題だったのが、昨今の流れでこれではもはや「基礎」とはいえなくなってしまったため、易しく、分量的にも少なくという流れになり、それが出版にも反映されているのだと推測される)。ただ、この薄さでこの価格というのがひっかかる。2冊の内容を1冊にまとめて「元祖」の100円増しぐらいにしてくれたら文句ないが、今の価格で4冊揃える気にはなれない。
投稿者: 水野 健太郎(理事会)
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