「MY BEST よくわかる 数学T・A/U・B(学研)」
徒然レビュー
フルカラーの紙面が目を引く初学者〜中級者向け総合参考書
「MY BEST よくわかる数学」T・A/U・B(学研)
よくわからない(?)タイトルだが、「基礎からベスト」の流れをくむ本である。一応、表紙に「MY BEST」の文言があること、著者が同じであることから推測できるが、内容的・レベル的にも大体同じで、「チャート式」で言えば白と黄の中間ぐらいの印象。本冊が全編にわたってフルカラーで印刷されているのが目を引くが、ただ色が多くて派手というだけでなく色づかいのセンスも良いので、紙面をパッと見たときにスッと入ってくる感じがする。
内容的には、基本事項のまとめが全体に丁寧で、単に事項を羅列するだけでなく教科書のような導入も一部ついており、好感を覚える。また、本冊の例題ページや指針を述べた「解法BEST」、また別冊解答の副文などもかなり充実しているほうで、学校の授業で理解できなかったところなどのフォローに役立つだろう。使う際は、他書では1つの章になっているところが細かく「2次関数」「2次不等式」のように複数の章に分かれていたりするので、特に他書からの乗り換えを考えている学習者は注意すること。
難を言うなら、まずは紙面の配置・バランス。配色でかなり「ごまかして」いるが、図の小ささにしわ寄せがいっている箇所が多く、他書ではほとんどが2ページ費やして解説している例題までかたくなに1ページに収めようとしているように見えて仕方がない(ひと昔前はどの本もこうだったのだろうが・・・)。せっかく「解法BEST」が充実しているのに残念である。
※ 同シリーズの問題集へのリンク(こちらはフルカラーではありません!念のため)
【余談】
表紙の配色・デザインやタイトルから、パソコン初心者向けの教本を連想してしまうのは筆者だけか。・・・書店で見て「あれっ?『できる』がこんなところに置かれているぞ?」と一瞬でも思った人がいたら是非コメントをいただきたい(苦笑)。あと、学参では文英堂の「これでわかる」やマセマの本のサブタイトル「スバラシクよくわかると評判の」などとも混同しやすい気がする。
そこで、当サイトでは愛称で呼ぶべきか検討中である。「マイベスト よくわかる」もしくは「マイベスト」だけでも良いだろうか?