「坂田アキラの数列が面白いほどわかる本(中経出版)」
徒然レビュー(再録)
04年6月21日「徒然レビュー」執筆分より加筆修正
「坂田アキラの数列が面白いほどわかる本」(中経出版)
坂田アキラ氏というのは、旧課程時代に当サイトでも絶賛している「看護医療技術系の数学[数T・A必出問題の完全解法]」(文英堂)を書かれた先生。筆者は、この本を最初に手にしたとき、たとえようもないショックを受けたもの。そのパワーは今回も健在で、予備校でも抜群の集客力を誇る実力がいかんなく発揮されている。細野本のように、本の途中から問題が急に難しくなってしまうなどの使いづらさはかなり改善されており、より万人受けする構成になったことは確か。
一般的な参考書の形式を土台に、著者なりに親しみやすさを追求した結果として「講義調が強く出た」感じで、「ナイスな導入」(苦笑)や「イメージコーナー」など、とにかく賑やかな紙面が目を引く。ただし、ちょっと賑やかすぎて場所によって紙面が見づらい。毎度のことだが、講義調の宿命ともいえる紙面の間延び感、横からの書き込み、これらが我慢できない人は買うべきではない。
演習量もそれなりにあって、典型題から入試基礎・センターレベルまでをほぼ網羅しているが、不安なら他の問題集と組み合わせて使用するとよい。
投稿者: 水野 健太郎(理事会)
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