04年3月20日「徒然レビュー」執筆分より
「赤チャート」(数研出版)
前時代の遺物のような旧課程版とはまるで別モノ。むしろ旧課程版の「青」に近い。重要事項の講義部分も充実している。例題数はさすがに多いが、体系立てて収録してあるし、突飛な出題や解説は非常に少なくなった。別の本で典型題を網羅したあと、得意分野をより深く学んだり、辞書的に使ったりするとよいだろう。個人で買うかどうかはともかくとして、塾などには1冊置いて欲しい本だ。
ただ、この本の「日本でいちばん高いレベルの総合参考書」という立場を考えるなら、それがこの難易度というのは少々寂しい感じもする。昔「赤」で学んでいた人が今のを見たら、おそらく詐欺だと思うだろう。今の「赤」は赤で良いが、総合参考書以外の枠組みでは、もう少し「毒々しい」本があってもよい気もする。
投稿者: 水野 健太郎(理事会)
トラックバック(0)