先日行われたBRN922長野600で今年のブルベは終わった。実はブルベに参加したのは、今年が初めてなのだ。それまで名前は知っていたが、どういうものなのかよく知らなかったし興味もなかった。夜通し走ることに何の意味があるのか?なんて思っていた。2月に
ばっちゃんとヤビツ峠を登ったとき、ブルベの話を聞いた。ブルベとはどういう競技かとか、今年PBPがあることや、今日神奈川ブルベ200があり
masaさんや
ゆともさんが走っていることなど・・・
その話を聞いてから一度出てみようかと思うようになり、埼玉ブルベのアタックビーフラインに申し込んだのだ。
あの日、ばっちゃんから話を聞いていなかったら、未だブルベには参加していなかったであろう。こんなに充実した体験ができたのはばっちゃんのおかげなのである。ありがとう!
■224埼玉300 アタックビーフライン 13:30
初めてのブルベで、とても緊張した。早朝6:00スタートということなので、一週間前から時間になれるために4:00に起床していた。今ではいくら早くてもこんなことはしなくなったなぁ。
夜が明けきらぬ薄暗い中スタート。強い向かい風の中を北上していく。宇都宮から来た人と先頭交代をしながら走るが、ビーフライン手前で力尽きて一人旅となる。ビーフラインはへろへろだった。折り返しても一人で、結局2/3を単独で走ったことになる。
ブルベがどういうものか、実感できなかった。
■324埼玉400 アタック赤城 17:52
当初から、ここ400kmまでは参加するつもりでいた。400kmという距離ははじめてだったし、山岳コースでもありどこまで通用するのか知りたかったので、ちょっと楽しみでもあった。前回のような緊張感もなく、前半でバテないようにゆっくりとスタート。途中から一人旅となり、折り返しへ。ここから本格的な夜間走行となった。一人のブルベライダーKさん(PBP完走)が追いついてきて、この人とバトル気味になる。早い話が引き離しにかかったのだが、そう簡単にはいかない。離しても離しても追いつかれる。ここで得た教訓は「追いついてきた人は速い(強い)」だ。最後は先頭交代しながら一緒にゴール。引き合ったこともあって、かなり速いタイムでのゴール。山岳コースもこなせたのでかなり自信になった。
■421埼玉600 アタック大熊 30:17
前回400kmを走ってまだ余裕があったので挑戦してみた。登りも少なく不安材料は距離だけ。前半押さえ気味に走ったこともあり、前回300kmでへろへろになったビーフラインも余裕でクリア。北海道から参戦のTさんYさん(PBP完走)と走り、ハイペースで折り返す。折り返しまで13時間と予想以上に速かったが、折り返して350km地点のPCで一人になりペースが落ちる。所々でミスコースや迷いがあって、時間をロスする。深夜の登りでは犬に追いかけられた。ビーフラインを越えて残り100km。5時間以内で走れば30時間が切れる。しかし強烈な向かい風だ。20km/hを切ることもあった。へろへろになってゴールするが、惜しくも30時間は切れなかった。折り返したときは楽勝かと思っていたが、そんなに甘くはなかった。600kmの30時間切りはこの時から目標となる。
■526静岡600 静岡県内ルート 33:54
本当は6月の宇都宮600を走るつもりであったが、都合が悪くなり急遽こちらを申し込む。これがとんでもないコースだった。ゆともさんの
GPSデータによると累積標高が約8450m。よくもまぁこんなコースを走らせたもんだよ。去年の結果(完走者5名)から覚悟はしていたが、実際ここまできついとは思ってなかった。
五月の終わりだったが、日が照りつけ気が付いたときには軽い熱中症になっていた。そのため前半はペースが落ちるも、15時ごろから回復し天城峠は元気に越えた。折り返し地点で14時間。このコースにしては速いタイムだ。しかし、このコースの本番はこれからだった。21時ごろ、静かに仁科峠、土肥峠、戸田峠へと登り始める。車が一台通れるような深夜の山道。野生の王国だと聞いていたので、ものすごく不安だった。ウインドブレーカーを着たり脱いだりするたびに立ち止まるが、あまりの静けさに恐怖心が増す。目に見えない相手に警告するように奇声を発しながら進んだ。やっと峠を越え、下りになる。道幅も広くなり気が抜けたのかスピードが増す。ふとメーターを見て顔を上げたその瞬間、目の前にガードレールが!絶対にぶつかったと思った。が、奇跡てきに回避。その後ゆっくりと下るも、睡魔が襲いふらふらになる。400km地点のPC4に着いたのが2時過ぎ。この100kmに7時間もかかった。
もうこれで難関は終わったと安心していたが、さらにもの凄い登りが待ち構えていた。国道362号。峠の名前がないのが悔しい。登りはじめから10%以上の勾配が延々と続く。ほとんどが12%。最高は15%だが、500km走った足にはきつすぎだ。この後も峠を越えているが、あまり印象がない。初夏の暑さの中、34時間の劇走でゴール。ものすごい達成感とともに、なにこれ?と笑ってしまった。
■721静岡600 アルペンルート 30:42
前走の静岡県内ルートで静岡ブルベに嵌まってしまった(笑)。このアルペンルートもとても楽しみだった。
masaさんと初めて一緒に走ったブルベでもある。
スタートから120kmほど雨の中を走る。masaさんの変態的走力はブログで知っていたので、あまり近寄らないようにする(笑)。が、200kmあたりからもう一人埼玉のK氏(PBP完走)と3人で走ることになる。折り返しまでのこの100km。平坦基調でゆるいアップダウンが続く農村地帯のコースをハイペースで飛ばす。高出までの登りをグイグイ引いたこともあり、後半はオーバーペースとなるが、切れるわけにはいかず無理して付いていってヘトヘトになってしまった。とってもきつかった。今までブルベで走った中で一番きつかったかもしれない。でも二人は余裕綽々で扇沢駅へ登っていく。折り返し後は一人で走ろうと別れるものの、運命なのか途中でまた一緒になる。深夜の峠越えや山道のような県道に迷いながら、天竜峡駅まで走り仮眠。スタートが少しずれるが、新野峠でまた一緒になる。最後は睡魔に襲われ仮眠をとって遅れてしまったが、とても楽しいブルベだった。
■922長野600アタック麦草峠 29:43
※地図は境川のmasaさんのブログへリンクさせて頂きました。
数日前から体調が悪くDNSも考えたが、当日は回復。といっても何時ぶり返すかわからないので、最初は無理せずマイペースで休憩を入れながら走る。おかげであまり気負うことがなかった。
しかし、200kmまでは暑さとの戦いだった。暑さで体力を失い、麦草峠は足が攣りそうになりながら登っていく。200kmを越えると今度は尻痛との戦い。お尻だけじゃなく股全体が擦れて激痛が走った。この痛さは半端じゃなかった。腫れ物に触るような痛さ。一瞬DNFも考えたほどだ。原因はワセリンだと思う。たっぷり塗ったワセリンが固まり、それが肌に擦れて痛くなったようだ。400kmをこの痛さのまま走った。おかげで眠気はなくなったけど、お尻が痛くて腕で体を支えたため、最後はハンドルを握るのも辛かった。
PC6を出るときに時計を見たら7時30分だった。106kmを5時間半以内で走れば30時間が切れる。今回は行けそうな気がした。御殿場を登りきりこれで大丈夫と思ったが、小田原厚木道路の側道は向かい風でペースが上がらず、心身とも疲れきってきつかった。なので30時間を切ってゴールしたときは、「やったー!」。

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