かつて最も信じていた友に裏切られた。
彼の狡猾な作戦は自分からあまりにも多くのものを略奪していった。
しかし、その程度で壊れてしまうものならそのままでいい、そう思って数ヶ月…ここまで来た。
自分にも少しだけ、ほんの少しだけだけど簡単に壊れないもの、というのが見つかったらしい。
しかし、最も信じていたもの最も壊れるはずがないものと信じていたものが事もあろうに他の全てを壊しつくしたのだ。
だから、正直今でも壊れていないものを完全に受け入れているわけではない。
今あるものを疑い、そして新しいものに大しても再びあのような惨事は起きないかと疑い…
そんな考えとも葛藤しながら、わずかに残ったものを精一杯に守って、今日までやってきた。
けど、自分が精一杯守ってきたものであっても彼らにとってはきっとそう大したものではないのだろう、…きっと、それは間違いない。
それでも自分は大切に、必死に守り続けるのだ。
…そんな自分をきっと彼らは疎み、哀れみ、そして心の中で卑下の視線で見下しているのだ。
…馬鹿馬鹿しい。
所詮はいつぞやの縮図となっただけか。
そしてそんな彼らも人脈を辿れば直にあの悪夢にたどり着く。
…さて、どうするか。
矢張り自分としても追随を許すべきじゃあなかったみたいだ。
今の自分がどう頑張っても張り付いた薄汚れた部分はもう剥がれまい。
辛い気持ちで人以上に辛い努力をしても並以下の結果にしかなるまい。
そんな事は分かりきっている話か。
改めてどういう立ち居振る舞いをしなきゃ考えなきゃいけないな。

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