現在のような大規模な経済変動が起こったとき、局面を把握するのにもっとも重要な数字は経済のサイズである。
これを副島氏は明確に提示した。非常に重要な数字であって、これ無しでは、たとえば地球のエネルギー収支無しで地球の温暖化を論じているようなもので、理論の蓋然性がまったくなくなる。
世界経済の指導者(アクマくん;ロックやロス茶)はそれがわかっているので政策立案可能であるが、その他大勢はあれよあれよと戸惑うばかりになる。だから隠しているはずだ。最も重要な基盤統計量である。
人間の基礎代謝データなしで宇宙船を設計したら、無駄に重すぎて巨大になるか、宇宙で窒息と相成る。
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メリルリンチが、ベア・スターンズについで、破綻・吸収されることがほぼ決まった。投稿者:副島隆彦投稿日:2008/03/20(Thu)
<引用開始>
アメリカの「コンドラチェフの波(60年周期)」の大底(おおぞこ)は、2011年あたりである。
私は、今週末に出る、私の新刊書の『連鎖する大暴落』で、実需(じつじゅ、リアル・エコノミーの金融の取引量)ではない、仮需(かりじゅ、投機の資金で信用創造されて膨らんだもの)の総額を、
5京(けい)円とした。その出典根拠はある。 そのうちの一割が、5000兆円である。
サブプライムローン債権(さいけん)の証券化(債券化)商品である、ABCP(エイビーシピー)とCDO(シーディーオウ)が、合計で、170兆円(1.5兆ドル)とずっと、昨年秋から報じられた。このほかに、
RMBS(アールエムビーエス)と呼ばれる、モノライン(巨大サラ金のよ
会社、「ノンバンク」)大手4社が、組み立てなおして、作った住宅ローン担保証券(債券)化商品の全取引残高が、300兆円ぐらいあるようだ。
このほかに、証券の先物市場 中の、スワップ取引である、CDS(クレジット・デフォールト・スワップ)なる債券商品が、CME(シー・エム・イー、シカゴ・マーカンタイル取引所)を中心にして、世界中の残高で、5200兆円(日経新聞の記事の表現)ある。この仮需などの、想定元本(そうていがんぽん)のレバレッジの倍数を平均で、10倍とすると、この債券スワップ先物だけで、520兆円(5.2兆ドル)の信用創造(クレジット・クリエーション)が為されていることになる。
だから、前述したとおり、5京円(7京円とする説もある) 1割強の、7000兆円が、全デリヴァティブ商品残高だと考えていいだろう。これを、仮需で創造された取引の総量の、その決済されるばあいの、金融実需部分、ここまでを、超広義の「マネー」としてよいだろう。そのうちの、
2000兆円が、過剰流動性である。これだけの「超広義マネー」が、かならず、これからの3年間で、アメリカで信用収縮(クレジット・クランチ)する。
そのために、合計、20個の大銀行、金融法人がアメリカで破綻、消滅するだろう。ヨーロッパでも、イギリスを中心にして、この10年間の金融バブル経済を謳歌した大銀行が、合計で10個ぐらい、次々に破綻するだろう。
フランスのソシエテ・ジェネラルの1月17日の、72億ドル(54億ユーロ、7800億円)の損失金(決算帳簿ベース)の破綻(発表は1月24日だった)が、今後の見本、指標となる。
アメリカの金融先物市場(通貨先物、株式指数取引、為替先物、スワップ取引、その他)が、先物市場で創造した分を含めて、前述した5京円(500兆ドル)を総計とすると、そのうちの、「モーゲッジ(住宅・ビルへの融資金(ローン債権)を担保にした債券・証券商品」である、サブプライムとモノライン系の二流「ノンバンク」債券市場、つまり、ジャンク債(くず債券、紙切れ。やがて元本吹き飛ばし)の実需ベースの債券総額が、前述したとおり500兆円ある。 そして、CDSが、5200兆円の取引残高(建て玉、ポジション高)の、その1割が実需的仮需?として520兆円である。
さて、
現在の「世界GDP」(2007年)は、私の試算では、55兆ドル(5500兆円)である。アメリカは14兆ドル(世界の27%ぐらい)。日本は、4.2兆ドル(世界の6%)である。ドイツと中国が肩をならべて2.9兆ドルずつである。だから、一年間の世界の総売り上げ(総収入、かつ、総支出)は、55兆ドル(5500兆円)ということは、これこそは、実体経済(リアル・エコノミー)であり、実需(じつじゅ)である。
そして、これと前述した、「金融実需」の世界での総額の7000兆円はほぼ一致していることが分かる。このうちの2000兆円(20兆ドル)は、アメリカで過剰に作られた流動性(マネー)である。
やはり、この
2000兆円(20兆ドル)は、消さないと済まない。
<引用終わり>
図解するとこうなるだろう。
銀行が作る信用創造の倍数が10なのでこうなるのだが、余分なものが20兆ドル(2000兆円)あってこれが消える、と。
これだけですむのだろうか?
残りの拡大した仮需要はどうなるのか?
これも消えなければならないのではないか?資本主義の消滅とはそういうことではなかろうか。
これから先はojisanの妄想だが
仮需要が実需要の安全装置としてプール機能(リスクヘッジ)を持っていれば、機能として必要性があり、残るのだろうが、プールが実体の10倍というのは人体で言えば循環血液量の十倍が循環しないプールにあるということで、水ぶくれ状態である。
健康体では循環血液、リンパ液が体重の5%、組織液が15%であるから「実需」の3倍である。
wikipediaより。
生体と経済は異なる。水利の場合はどうだろう?
3倍、というのはいい数字のように思える。
その程度までは収縮させるのではなかろうか。
そして、信用創造のメカニズムに人工的な細工をして、(欲深い初代ロス茶が10に決めたのだからそれを実預金の3倍までに制限して)暴走が起こりにくくできるのではないか。それがNWOの経営責任となる。
この過程で権力闘争が起こり、実体としてどのような政体が選択されるかが、今起こり、これから拡大する、仮想世界大戦ではなかろうか。
で、もう一つ重要な数字がGDPの27%を占める米国である。日本は6%、1.3億人 だから、3倍の人口が日本同様の生活水準(貧富差が大きいので立派に見えるがならせば同じくらいだろう)をしているので、27−(6x3)=9となり 9%が行方不明。
これが軍需産業の取り分と考えられる。戦争経済の実体は55x0.09=55兆ドル、 500兆円ということになる。これで宇宙軍を作り、世界に過剰在庫処理場を選んで爆撃している訳だ。(同じ構造を世界に許すと、中国も、ロシアもみな同じことをして爆弾と兵士の捨て場所探しをする)
実需の中の仮需要、軍事の破壊がなされなければならない。家康は、豊臣家を滅ぼす戦争と、とりつぶしで大まかな整理を行い、新兵器の開発を凍結し、当時の「空母」「戦艦」である出城、山城を破壊し、最終的に犬将軍綱吉が人殺し=出世の価値観を 人助け=立派 に変更させた。
難しい課題として、(はかない期待だが)アクマくんが家康のように「厭離穢土・欣求浄土」(「平和実現」を仏教用語で言ったにすぎない)を唱える御人ならばこれを権力を保持したまま実現しなくてはならない。
実はこれが世界経営の最終課題で、最大の現実課題ではないのか。これに比べれば、ドルの崩壊処理なんぞどうということはない、とojisanは思う。
参考資料:厭離穢土・欣求浄土
引用開始>
厭離穢土・欣求浄土』(えんりえど・ごんぐじょうど)とは、かの徳川家康公が、旗印として記していた言葉。1560年5月19日、織田信長と今川義元による桶狭間の合戦で、信長急襲により、義元は討ち取られます。今川方の武将として出陣した家康は、織田軍の追撃を恐れ、尾張大高城から近臣18人とともに大樹寺へ逃げ帰った。しかし前途を悲観した家康は、祖先の墓前で自害して果てようとします。このとき、大樹寺13代住職の登誉上人が仏教の教えのひとつである『厭離穢土・欣求浄土』などを示し、家康公の本意を覆したのでした。(出典・山岡宗八著『徳川家康』より)
その意味とは、戦国の時代は、武士が自分の欲のために戦って、国土が穢(けが)れている。その穢土を厭(いと)い離れ、永遠に平和な浄土を欣(ねが)い求めて、それを成すという意。 源信(げんしん)著「往生要集」に記述有り。
引用おわり>
もちろん腹切かけてるときになんとか上人が現れて、は創作でしょう。しかし大きくはこのように江戸時代は動いていった。スローガンは実に重要である。